[8/15更新]DJI RONIN RS3ProとLiDARレンジファインダー話
業務ツール的な話になりますが、、、
個人でシネ系レンズを使っていると、あれこれ補助が欲しくなる事が多々あります。
SIRUI製アナモフィックレンズの利用程度で言うのもどうなん?とも思いますが、実際に撮影していると『FIX以外でもフォーカスを自由自在に行えたらなぁ』とか、『もうちょっと安定化出来るギアはないかなぁ』などと模索したりしていると、『むしろAF使えたらなぁ』と結論に至ってしまいます。
S5ⅡX(リグ付き)+SIRUI 75mmの組み合わせで、余裕で2kg超えと取り回しも良い方でもなく、FIX或いは、手ぶれ補正ブーストで手持ちFIXでないとフォーカス操作まで気が回らないのが現実です。
手動フォローフォーカスや、 RONIN-S(古い⁈)での運用などを行うものの限界を感じている最近、いよいよ手を出してみようかと思っているのがコレです。
5年振りのジンバル新調か
RONIN RS3Pro。ペイロードも4.5kgありEOS R5CにシネマレンズやKOMODO +シネマレンズでも行けるんだよなぁ。
って言うのも、RS3 Pro(のみ!)とLIDERを揃える事でシネマレンズでもAFになるとか、ならんとか。画角は85mmまでは対応するらしいので、手持ちのレンズもギリギリ対応の様子です。
YouTube検索出てきたのが上のリンクです。
これ見ちゃうと、再現域の拡張振りに胸が踊ります。。。
となると、導入理由を探る為、情報収集の作業に移ってしまう悪い癖が。。。
RONIN RS3Pro調査報告
先ず、後からポロポロと必要アクセを購入するのは確実に割高になるDJI製品。(RONIN RS1導入時に懲り懲りの経験あり)
ここは黙ってプロコンボを選択。¥123,200-。
必須アクセの[DJI LIDERレンジファインダー]¥68,200-。締めて¥191,400-也。
最近のDJI製品、販売網が狭くなっている様で、一律同価格。とにかく20万用意しろと言う事で。。。
20万円の対価に理由を盛ってみた
①FIX撮影スタイルからの劇的変化
②安定化されたカット数アップ
③使用頻度増(セットと携帯性向上)
ざっくりあげると、こんな感じですかね。
でも、判っちゃいるけど踏み切れません。。。
そんな感じで、ここ数週間迷っている感じです。
RS3Proのファーム更新を確認
この手の製品は、発売後の機能進化がどうなっているかも重要だと思います。後発製品のフォロー出来ない機器って意外とあるんですよね。
そこで、RONIN RS3 Proのリリースノートを確認してみました。
https://dl.djicdn.com/downloads/DJI_RS_3_Pro/20230516/DJI_RS_3_Pro_Release_Notes_en.pdf
手前の機材S5ⅡXとの関係は良好の様で、
Added photo capture, video recording, camera settings, autofocus, and focus pull support for Panasonic Lumix S5 II cameras with supported L-mount lens using a Multi-Camera Control Cable (USB-C). To use autofocus on the Panasonic Lumix S5 II, half press the camera control button on the gimbal.
写真撮影、REC & STOP、カメラ設定、AF(Lマウント)、フォーカスプルサポート(?)と、現機材のサポートレベルとは雲泥の差って感じですね。。。(苦笑)
これって、既に買い替え決定じゃない?
続いて、最新のアップデート内容はと言うと、
[ Added support for autofocus when using DJI LiDAR Range Finder (RS) with the compatible L Mount auto lens and the Panasonic SH camera. Requires DJI LiDAR Range Finder (RS) firmware v00.00.00.50 or above ]
ChatBoxからの和訳によれば、
DJI LiDAR Range Finder(RS)を使用する際に、互換性のあるLマウントオートレンズとパナソニックSHカメラを使用した場合、オートフォーカスのサポートが追加されました。
S1Hだけが、しれっとバージョンアップ?
。。。S1Hなら、Lマウントのレンズでも LIDERのAFで動いたりするって事の様です。
つまり、カメラ依存のコントラストAF駆動でなく、 Lidar AFでの仕様に対応し、円滑なフォーカス駆動に対応したと認識すれば良いのかな?
しかし、YouTubeで[S1H DJI LIDAR]と検索しても全く出て来ません。
諸々導入した暁には、会社機材のS1Hでも試してみたいと思います。
こりゃもう、ボーナスすっ飛んだ感じです。。。。
[8月15日追加分]続々、対応機種増える模様
中国で開催されているカメラショーで、DJIからナイス発表がありました。一部LUMIXシリーズのLIDAR AFの対応のアナウンスです。
実際にカメラショー側のサイトをチェックした訳ではありませんが、Cine D日本語版もアップされた模様です。
先ずは、S1H、BS1H、S5 II、S5 IIXに対応し、今後、GHシリーズにも対応する予定だとか。
DJI側のファームアップデートで対応らしいです。
(現時点でのリリースノートは無し。)
S5ⅡX/5ⅡXなら、像面位相差対応で要らないでしょって声もありますが、LIDAR AFの動きは過敏さ追求ではなく、フォーカスマンが操作した様な動き方との事です。
各社と比べても、そう大したメリットがある訳でもない Lマウントでしたが、ここに来て優位性が高まってきた印象で何よりです。