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なぜホテルには聖書が置かれているのか
初Noteです。
仕事柄、よくビジネスホテルなどに宿泊するのですが、ホテルにいくと引き出しに聖書がおいてあったりしますよね。
アレってなんなんだろう、って思いませんか。
聖書は世界で一番読まれている本で、だから置いてるんじゃないか、みたいな意見もあるわけですが、それだけなんだろうか。
というより、あればそもそもホテル側の意思で置いているものなんだろうか・・・?
会社のみんなと雑談したときに話題になり、気になったのでちょっと調べてみました。
日本国際ギデオン協会という組織があって、その協会が積極的に聖書を配布しているそうです。
それを見ると、
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数多くのキリスト教派の教会に連なる会員の働きにより、国際ギデオン協会は1899年の創立以来、全世界で20億冊を越える聖書を、ホテル・病院・刑務所などに配布し、また自衛官・警察官・学生・生徒・医療に携わる方々に、贈呈してきました。
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となっています。
20億冊だと・・??
1899年から、ということは120年。
ざっくり計算しても毎年1700万冊弱の聖書を、世の中に配布していることになります。
1冊の印刷原価が仮に100円だとしても、毎年17億円かかるわけです。発送費用だとか考えたら毎年途方もないコストがかかっている。
目的としてはちょっとしたときに聖書を手にしてキリスト教に興味を持ち、協会に来てほしい、ということのようです。
これはマーケティング的いえば、聖書をフック・ツールにして、ホテルや病院をチャネルの一つとして入信者を獲得しているということかなと思うのですが、それにしてもここまで長年に渡り多額の費用をかけてやっているということは、相当効果があるということなでしょうか・・・。
ホテルで空いた時間に聖書を見る人がどの程度いるのかわかりませんが(私読んだことありません)、ギデオン協会のHPに書いてあるように病院や刑務所にいたら、時間が余ってて見てしまうということがあるかもしれません。
特に刑務所の受刑者などは、自分の罪と向き合うために聖書読んだりするのだろうか・・・。