e‐bikeで行こう!池上本門寺激坂散走 ~OTAサイクルフェスタ~2024年2月レポート
各種メーカーによる最新の電動スポーツ自転車(e-bike)で、大田区池上周辺エリアの激坂を楽しむ散走を体験「e-bikeで行こう!池上本門寺激坂散走」(約16km・3時間)
3月24日(土)は晴天に恵まれ、OTAサイクルフェスタのステージから、大田区鈴木あきまさ区長と、自転車アンバサダーの稲村亜美さんに「散走いってらっしゃ~い!!」と、温かいエールをいただき、出発♪ 参加者も手を振ってお応えし、安全・快適におでかけしました。
池上方面に向かってしばらく行くと、近代日本画の巨匠と称される川端龍子(1885-1966)記念館があり、多くの文士、芸術家が暮らした馬込エリアの文化を感じることが出来ます。今回は立寄りできなかった、龍子公園には、龍子自らが設計した旧宅とアトリエがあり、開館日に記念館の職員方が1日3回ご案内してくださるそうです。
池上周辺の1つめの激坂を超えて向かった先は、梅の開花が見ごろを迎えた「池上梅園」。当日は多くの人で賑わい、散走参加者も各々に梅鑑賞を楽しみました。入館すると、その日は出入り自由で、夜間もライトアップ(2月16日~3月3日まで)されています。
次に、池上本門寺へ向かって、めぐみ坂の激坂を上り抜け、五重塔の横を通り「松濤園」に立寄ります。
池上本門寺の歴史は700年以上前に遡り、日蓮聖人が地元大名で熱心な信者だった池上宗仲の依頼によって信仰の場を設立したのが発端だと言われています。幕末には江戸城の無血開城のため西郷隆盛と勝海舟が会見したとされる「松濤園」が池上本門寺の奥庭にあり、桂離宮の建築と造園で名高い小堀遠州によって造園されたと伝えられています。今回は、特別に入り口付近まで見学させていただきました。
e-bikeのスゴさがわかる周辺の激坂を楽しみながら、大田区の様々な商店街を通り、偶然見つけた?マルシェにも立寄りました!オーナーシェフが心を込めてつくられた焼き菓子を温めていただきました。有機素材を始めとする、無添加素材・環境に配慮された栽培法や加工技術等々....様々な生産者さんや加工販売者さんのこだわりが詰まった食材を使用している「五兎家」さんと、偶然来店されたお客さんとも記念撮影(笑)
商店街を自転車で走行する際のルールマナーについても学びまながら、歩行者の方を優先に、安全に気を付けながら岐路へ向かいます。
散走をご一緒した参加者の方が「クリームモナカが絶品のお店がある」と、梅屋敷商店街を抜けて、京浜急行の高架下にあるお店へ急遽立寄ることに!店主の方が窓から顔を出していただき、温かく声をかけていただく一幕もあり、ハートフルな大田区商店街に、また自転車ででかけたくなりました。
「散走」とは??
日常の中の小さな気づきや出合いを見つけに、散歩のようにゆったりと、気の向くままに自転車を走らせる楽しみ方です。
今回で2回目となるOTAサイクルフェスタ2024!
東京・大田区では、安全、快適に自転車で楽しく出かけたくなるまちを目指して、地域住民はもちろん、近隣エリアに向けて、自転車を"たのしむ"ライフスタイルを広く理解し実感してもらうためのイベントを実施しています。
25日は残念ながら雨天中止となりましたが、今年は、東京都が進める、自転車を更に身近なものにするプロジェクト「GRAND CYCLE TOKYO」や、「BIKE&CAMP」との共催も実現!
警視庁による「自転車安全啓発」や、大田区自転車商業組合による「自転車安全点検」、サイクルベースあさひさんによる「子ども自転車教室」など、幅広い年代の方に、安全・快適に自転車を楽しむ機会をつくることができました。
今回、散走用にお貸出しいただいた車種は下記の通り、メーカー各社にご協力をいただきました。
スポーツバイクが初めての方も、e-bikeで激坂も楽々、大田区の様々な出合いと発見を楽しんでいただけました。誰でも気軽に「散走」気分で、安全・快適におでかけする人が増えることを願っています♪