サンスクリット原典で、読んで、学んで、深めるヨーガ!第1050号『ゲーランダ・サンヒター3:31』

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  サンスクリット原典で、読んで、学んで、深めるヨーガ!


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 2022.06.06.◆第1050号◇

  目次 

     ◎ ゲーランダ・サンヒター 3:31
◆ 本文 
◆ 単語の切れ目・意味
◆ 原文の語順訳
◆ 日本語訳
◆ ポイント解説
◆ 編集後記


=◎ ゲーランダ・サンヒター 3:31================

◆ 本文(原文)

画像1

nānārasasamudbhatamānandaṃ ca dine dine
ādau lavaṇakṣārañca tatastiktakaṣāyakam (31)

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◆ 単語の意味(連声を切った後の、各単語の意味)

nānā 様々に、種々に、別々に
rasa 草木の汁、液、液体、心髄、味、風味、樹脂、舌
samudbhatam 産出、起源、現れること
ānandam 喜悦、歓喜、幸福
ca また
dine dine 日々

ādau はじめ、はじめとする
lavaṇa 塩水の、塩気のある、醎味
kṣāram 腐食性の、刺激性の、アルカリの、酸味
ca また
tataḥ それから
tikta 苦い、苦味
kaṣāyakam 収斂性の、赤い、渋味

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 ◆ 原文の語順訳(原文を原文の語順と発想のままで読むための訳)
  
  種々の・ラサ・現れる、喜悦が、また、日々に、
初期には、醎味・酸味が、また、それから苦味、渋味が、


 ◆ 便宜的な意味(上の訳を自然な日本語の語順、流れになおした訳)

日々、喜悦を伴う種々のラサが生じる。
初期には醎味、酸味が、また次には苦味、渋味が、

 ◆ ポイント解説

さらに続くケーチャリーのphalakathanaです。前節ではその効用として「ラサ」が得られると説かれていましたが、ここでそのラサを敷衍しての語りとなっています。

前号ではこのラサをどう読むかをひとつのテーマとして据えてみましたが、ここでゲーランダさんが自ら解説してくれていることになります。次の節まで流れが続くので、そちらを読んでから改めて検討してみることにしてみましょう。

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  詳細解説はブログで

  https://note.com/sanskrit/n/n4ede84f58576

                       (第1050号 完)
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  サンスクリット原典で、読んで、学んで、深めるヨーガ!
         発行者  誠  samskritamakoto@gmail.com

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