『イシューからはじめよ』:解くべきイシューは何か?
読書録記念すべき1発目です。
というか、まさに、読書録を始めようと思った一冊です。
安宅和人さんの『イシューからはじめよ』。
2010年発刊で、そこから10年たった2020年現在も、
ビジネスの世界では必読の書として挙げられる事が多いです。
私は、大学生の時に読み、学生ながら痛く感動したことを覚えています。
(学生なのに、なぜこの本に感動できたのか、今ではよくわらからない)
そして、2020年のいま、再度、痛く感動しております。
ちなみに、以下のくんぺーさんのnoteの図解まとめが最高に分かりやすいです。
https://note.com/1996_0928/n/n8abfb82f5ed7
心に残ったメッセージ
“解くべきイシューは何か?を見極める”
もちろん、これが、この本で自分に刺さったメッセージです。
実際に働くようになってから、
常に仕事の現場では、
「目の前の課題をどう解決するか?」
「課題を解決するために、どういう風に情報を集めて、誰に意思決定して貰えばいいか?」
「意思決定者が判断しやすい表現や資料を、どう作るか?」
だとか、
「このプロジェクトを解決するために、必要なタスクは何か?」
「そのタスクを終わらせるために、必要なリソースと期間は?」
ということを常に考えていました。
入社直後は、
「目の前のタスクを最短で終わらせるためにはどうすればいいか?」
ってことを考えていたので、
ご多聞に漏れず、
Microsoft Officeのショートカットを覚えまくることに精を出していました。
(それはそれで、かなり役には立っていますが、、)
しかし、上記のような“課題解決”のための思考・テクニックは、
「解の質」をあげることはあっても、
「イシュー度」を高めることはない、というのがポイントです。
安宅さんは
「解の質」をひたすら上げようとする態度を、
「犬の道」と表現されています。
私は社会人になって5年以上経ちますが、
まさにひたすら「犬の道」を全力で行ったり来たりしていました。
だからこそ、大学生だった時の自分に聞きたい。
本書のどこに感動したんだ、と。
犬の道を知っていれば、こんなにワンワン言ってないだろうと。。
バリューのある仕事をするためには、
イシュー度が高く、かつ、解の質が高くなければいけません。
イシューが何か?を常に意識しながら働くために、
この本は定期的に読み直した方がいいのかもしれません。
あと個人的に好きなメッセージは、
「良いイシューの3条件」です。
①本質的な選択肢である、②深い仮説がある、③答えを出せる
これは、内田和成さんの『論点思考』にも、近しいことが書かれていた気がします。
明日から何を変えるか?
当然、「イシューから始める」こと。
常に、「いま解くべき問いは何か?」を考え、周りにも見せ、
そこに、1番自分のエネルギーを割くこと。
定例会議資料の始まりが、いつも、スケジュール&進捗になっちゃってるので、
そこを変えるところからかな、と思っています。
「まず、このプロジェクトの解くべき問いはこれです。」
「この問いを解くために、いまこういう作業をしています。」
から始めるのかな。
ちょっと、やってみます!
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