美術の授業で教えてくれない、大切なこと
「このプログラムが必要な人って、もう、全員なんじゃないですか?」
これは、美的感性トレーニングの3ヶ月プログラムを受けて下さっている、ある受講生さんの言葉。受講前から比べて明らかに楽しそうな、ワクワクに満ちた声で、私が嬉しくなってしまうようなことを言って下さいました。
この方は、美術やデザインといったものに苦手意識があるのだけど、より豊かな人生を作っていくには「感性」が重要だと直感的に理解して、このプログラムに飛び込んできて下さいました(その直感、本当に素晴らしい!)
ただ、よくよく話を伺うと、実は幼い頃に絵画教室に通っていたとのこと。けれども、その経験によってむしろ美的なものが嫌いになってしまったそう。なんて悲しく、もったいないお話なのでしょう…
これは、絵画教室に限らず、学校の美術の時間などでも同じことが言えるのではないかと思います。私たち全員が、図工や美術などの時間を経験していますが、苦手意識を持っている方は少なくないと思うのです。
その原因はおそらく、学校教育ではどうしても「評価」ありきの教え方になってしまうこと、そして絵画教室は往々にして、いきなり技術を教えてしまうことなのではないかと思います。
本当に重要なのは、何を描きたい、表現したいと感じるのかに寄り添うこと。そこをすっ飛ばして「上手く」なることを教えても、本来的な表現の楽しみは忘れ去られてしまいます。
(先生や講師の方々は、それぞれに様々な工夫を凝らしていらっしゃると思いますが、限られた時間でたくさんの子供達を見ていくには、やっぱり限界があると思うのです。)
本当は、美術の時間って、自分が世界を見つめる目を養うための大切な時間になり得ると思うのです。自分がどんな色や形、質感に興味を持つのか、どんな風景を再現したいと思うのか。誰の作品に惹かれるのか。
こういうことが少しでも理解できていたら、「自分が何者か」と迷うことも減るかもしれません。
絵が上手い、下手なんて、実はどうでもいい。興味が強ければ、必要な技術は自分で気づいて磨いていくことができる。けれども、「評価」という他者目線が入ってくると、どうしても純粋な興味や好奇心が損なわれ、何かがズレていく。他人軸基準になってしまうのです。
私の提供するプログラムはある意味、その失われた「感性を見つめる時間」を取り戻すような場所でもあるのかなと思っています。
誰もが唯一無二の感性を持っています。でも、そこに寄り添ってアウトプットを手助けする機会が、今の学校教育や普通の社会生活ではなかなかありません。けれどもこれからの時代、外側に答えが求められない中で、自分の足で立っていくには、感性こそがとっても重要な要素。
美的感性トレーニングは、大人のための、新しい自分との向き合い方。
どんな方も、びっくりするほど楽しく取り組むことができます。そして私が、あなたの感性、そして表現力に寄り添います。
冒頭で紹介した受講生の方は、今では自分の写真をどこかの公募展に出してみたい!という意欲を見せてくれています。まるで世界の見方がガラリと変わった、このプログラムでの体験をそのように語ってくれました。
新しい世界の見方を得たその先には、忘れていた純粋な自分の心と、それを祝福するかのような、美しい世界が待っています。
あなたの感性に、表現したい世界に、私が寄り添います。
【美的感性トレーニング】第2期は8月27日開講です。少しでも気になった方は、ぜひ個別相談にお申し込みください。
唯一無二の感性を軸に、あなただけの美意識と自分軸を育て、より豊かで美しい人生を作っていきましょう。
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