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DePauw1年目秋学期

年が明ける前に2022年秋学期に取った授業の振り返りをしたいと思います〜👏そもそもどんな授業取ったん?って気になる方は8月下旬のnoteに戻ってもらえると嬉しいです。

ARTS197 (FYS) Empty Bowls Pottery
この授業はReadingの内容がめっちゃおもしろかった。食糧危機や貧困についての文章が多かったけど、食糧危機に苦しんでいるシングルマザーの視点から書かれた文章を読んだり、Policymakerといって、国や州の政策やルールを作れる立場にいる人が食糧危機を改善するためにできることがテーマの文章を読んだり。同じ「食糧危機」がテーマの文章でも、それに対して異なる立場の人が持つ視点を探求したのがこの授業で1番楽しかった。このような文章を読んだ後に、クラス内で、どの文章に希望を感じたか、について話し合った際も、私とは全然違う視点を持っているクラスメイトがいて、「あ〜人の考え方って本当に違うんだなぁ」って思った。違う環境で育った人が集まるからこそ、人と意見が食い違う瞬間がたくさんあって、冬休み入る前くらいから、人は何に価値を感じるのかとか、何を守りたいのかとかを意識しながら生活するようになった。

ENG115 Academic English Seminar II
今学期1番このクラスの教授と仲良くなった気がする!Final Paperっていう期末試験が無い代わりに、8~10ページの論文を書くのが課題だったけれど、お題を自分で決めていいよって言われて、自分の好きなトピックを書けたからめっちゃ楽しかった。トピックは、「小さい頃のトラウマ経験がその人にどんな影響を与えるか」についてにした。このPaper書きながら、自分の興味を探っていけたプロセスが最高に楽しかったし、興味ある分野だからこそ、Paperとしてちゃんと認めてもらいたいと思ったかったから、ほぼ毎週教授のoffice hourに通ってた気がする。writitng centerにもこのpaperをリバイズしにめっちゃ通った笑。このクラスの中間成績が4つのクラスの中で悪くて、絶対上げてやるって燃えてたけど、最終的に成績もグンと上がって、やっぱ「好きこそものの上手なれ」だよなぁって、高3の時に友達から言われた言葉を思い出してた。

でも、こうやって頑張れたのは、この教授が自分の今持っている英語の文章力だけじゃなくて、私が成長できるかを意識してくれていることに気づいていたから。夏休みに行われた留学生向けプログラム(Summer English Institute)のクラスで担当してくれた先生と似たような雰囲気をENG115の教授にも感じてた。Summer English Instituteでの最終Paperの評価はめっちゃ良いってわけじゃなかったから正直悔しかった。でもそれと同時に私は、クラスでの課題に対する姿勢、授業中での取り組みが評価され、賞も頂いた。その時に、「ここには、私の今持っている実力だけを見るんじゃなくて、私の成長を寄り添ってくれる人がいるんだ」ってことが嬉しかったし、こういう場所に来れて良かったって思えた。ENG115の教授も、今の私のwritingを見てるだけじゃなくて、私の伸び率をちゃんと観察して、見守ってくれてるって分かってたからこそ、より良い文章を書く最大限の努力をしたいと素直に思えた。

余談だけど、ENG115の教授が大学のイベントに3歳くらいの子ども連れてきてたり、授業に連れてきたりしてて、あー良いなぁって思った。

MATH141 Status for Professionals
このクラスは正直、高校の数学IIIの方が楽しかった。アメリカと日本の数学って重要視している部分が違う。日本は、答えを自力で導けるかを大切にしていると思う。習った公式適切に使えますか?だったり、大体の計算は計算機なしでできますよね?だったり。このクラスのテストは計算機持ってきましょうが必須で、公式が書かれた紙は試験の度に配られたのにびっくりした。計算を自力でできることよりも、公式を覚えているかよりも、適切な公式を適切なタイミングで使えますか?みたいなことが問われていた気がする。それはそれで別にいいけど、ただただギャップだった。え、計算機使うの?これ暗算でしないの?みたいな。授業やテストで問題解いてて、やっぱり数学は好きなんだなとも思ったけど、数学は大学で勉強したいっていうよりも、私にとっては、息抜きとかゲーム感覚に近いのかもとも思う。自分が導き出した数字がバーーーーっと揃う瞬間が快感。

この授業で私が力を入れたことは、教授を知ることを諦めないこと。教授を知ることを諦めないっていうのは、私の感覚でしか無いけど、リベカレ(リベラルアーツカレッジの略)っていろんな教授がいて、その教授の思考、話し方、授業スタイル、がさまざま。だからこそ、それぞれの教授からどこで何を学べるかな?っていう視点を持つと、教授と関わるのがより楽しくなる。この教授は、授業よりもoffice hourで話している方が楽しかった。学期末、教授に、「あなたのノート綺麗だから、板書としてコピーさせて」って言われて、最初はびっくりしたけど、この教授と良い関係を築けた気がして嬉しかった。

PSY100 Introductory Psychology
この授業は、心理学の基礎を1学期で網羅するという内容てんこ盛りの授業。元々、心理学の中でも特に興味のある分野は大体自分の中で分かってて、心理学の色々な分野における興味レベルの差がそのままこの授業でも現れた感覚だった。教授が好きな分野と私の好きな分野が違ったから、「あーやっぱこの教授はこの分野が好きなのかぁ笑」って授業聞くのもおもしろかった。自分のクラス専用のノートを作るくらい授業の流れはきっちりしている教授だったけど、教授の好きなemotionの分野はいつも以上に声のトーンも高く、熱量も一段とあって、私はemotionにはあまり興味はなかったけれど、教授のエネルギーがemotionの授業にめちゃめちゃ注がれているのを見るのは楽しかった。でも、テスト形式があまり自分にはあってなかったのと、心理学はしっくりこない部分があることも知った。特に、心理学の論文は統計が良く使われている部分は嫌だなぁと思った。「心理」を扱う学問なのに、統計でマジョリティの実験結果を元に結論が出ているところとか見たら、マイノリティの心理は無視するんかよー!ってイライラしてたこともあった。データから分析した人の心理じゃなくて、人間の心って複雑だから、データでは絶対に見えない部分があると思う。この見えにくい部分とどう関わるかが知りたかったのに、PSY100では分からなかった。どんな授業をとれば、どんな本を読めば、見過ごされがちな人の意見とか感情とかに近づけるのか考え中。歴史学とか人類学だったりするんかな。心理学のイントロは、しっくりこなかったこともあったけど、人の脳の話とかは結構おもしろかったからNeuropsychologyの授業とかは取ってみたいって思えたのは、このクラスからの収穫だった。

以上、今学期の授業のまとめでした〜。
これらの授業が決まった際に、

1年の秋学期の目標は、
・自分の機嫌を自分で取れるようになること=自己管理をちゃんとすること
・授業以外で英語の本を2冊読み終えること
・めっちゃ楽しいと思えるような授業外での活動を見つけること
です。

昔の私のnoteより

って言ってたのを、noteを見返して気づいた。1番目と3番目は達成できた。2番目は読み終わってない英語の本が大量にある状態で、全然達成できてへん。年始から冬学期が始まるけど、スケジュールは全然キツくないから、たくさん本読みたいし、映画も見たい!

noteには書いていなかった目標だけど、1番意識していたのは、初めての学期で成績、教授やクラスメイトからの評価、を気にし過ぎるのではなく、自分が成長できる瞬間を大切にすることだった。そうすることで、成績、良い人間関係はいつの間にかついてくると信じていたから。

今のタイミングで教授のoffice hourに行ったら、このPaperより良くなる気がするなと思ったらoffice hourに行く。

テストで悪い点数取ったら、次の日の朝に教授に「分かりません!」って言って、1から丁寧に教えてもらう。

友達がしんどそうにしてたらその子の話を聞くことに時間を使う。

自分が成長できる方成長できる方へ流れていって良かったなと思う。タフな方に時間を使うことを高校時代に学んだおかげて、DePauwでの初学期、へこたれることはあっても、潰されることもなかった。

2022年関わってくれたみなさん、ありがとうございました。
2023年も頑張ります!まだまだ突き進みますよ〜!!!

ではまた〜。良い冬休みを〜。









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