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4月7日(2018年) 恩人二人
この前年の2017年シーズンについて、興梠慎三が啓太のYoutubeで語っていました。ミシャ解任から奇跡のACL獲得、そう今にして思えばACLの優勝は奇跡でした。
ACL優勝監督、アジア最優秀監督賞を受賞した堀さんを変え、体制を一新する決断をあの時のフロントにはできなかったでしょう。
ただ奇跡はいつまで続かない。リーグ戦は平均的に安定した戦いが求められます。堀さんが志向する4141を熟すにはあまりにも人材も時間もサポーターの我慢も足りなかったのでしょう。
堀さんで大丈夫なのか、ACLを花道してあげるべきではなかったのか、そんな不安で始まった2018年シーズン。不安は的中し、わずか5試合で監督解任。
次期監督に引き継ぐまでの暫定監督という難しい役回りを引き受けてくれたのが、ユース監督だった大槻さんでした。
この試合、大槻さんのフォルムが大きく話題になりましたが、試合内容はよく覚えていません。
ただ、次期監督のオリヴェイラさんが就任するまでの間、大槻さんはほぼ完璧な仕事をしてくれたと思っています。
二度に渡ってチームの危機を救ってくれた恩人二人に対して、チームはソレに見合う金銭的対価はしたのでしょうが、それでも申し訳ない気持ちでいっぱいです。
想像でしかないですが、2018シーズンの堀さんも2020シーズンの大槻さんもきっと自分が受けるしかないという状況だったのでしょう。
特に途中解任となった堀さんは、その後とても苦労なさったように感じます。幸い今シーズン、堀さんはヴェルディ、大槻さんはザスパクサツでチームを率いることができていて、ぜひ成功してほしいと心から願っています。
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