経理担当者1000人の本音。許されないミス、プレッシャー...それでも前を向く、経理の働きがいとは?
こちらの記事を目に留めていただいた経理担当者の皆さんへ。
まずは、日々のお仕事、本当にお疲れ様です。
通常の業務に加えて、電子帳簿保存法やインボイス制度への対応。昨今、経理の現場を取り巻く環境は大きく変化しており、対応に追われていることも多くあるかと思います。
インボイス管理サービス「Bill One」は、経理担当者の皆さんがこれまで以上にやりがいを持って、いきいきと働ける世界をつくりたい。そんな思いで、このたび「経理にエールを」プロジェクトをスタートします。
きっかけは、みなさんの本音を知りたいと思い実施した「経理の働きがい調査」です。そもそもミスが許されず、日常的にプレッシャーにさらされている経理担当者。企業を運営していくためには不可欠で、極めて重要な役割を担っています。
調査結果からは、ストレスを感じることもありながら、多くの経理担当者が責任ある仕事を担っていることに働きがいを感じ、プロフェッショナルとして業務に向き合っていることがわかりました。
それでは、調査結果を見ていきましょう。
調査結果
約6割が経理の仕事に働きがいを感じている。裁量や、責任ある仕事を任せてもらえることが理由
経理の仕事の働きがいについてたずねたところ、「非常に働きがいを感じている」と「まあまあ働きがいを感じている」の合計が約6割と回答、過半数の人が働きがいを感じていることがわかりました。
一番の理由は「自分の裁量で仕事ができる」でした。次点として「責任ある仕事を任せてもらえる」「自分の強みを生かせている」が挙げられました。
筆者(非経理)は「スキルや専門性が身につく」「数字に強くなる」などの能力に関する要素が上位だと思っていたので、やや意外な結果でした。
経理が担う理想の役割には「経営判断への貢献」が挙げられた。その一方、実際の役割にはギャップが生じている
係長・主任・リーダー以上の役職者に経理が担う役割についてたずねたところ、理想の役割は「経営判断に必要な情報・データの分析」、「経営判断のサポート」、「予実管理 / コスト管理」が上位となりました。
それに対して実際の役割は、入出金対応、請求書の事務処理、立替経費の事務処理が上位となっており、理想と実際にギャップがあります。
経営判断に貢献したい意欲はあるものの、事務処理や入出金対応に多くの時間が取られてしまっているようです。
約4割が電子帳簿保存法の改正やインボイス制度への対応で負担が増えたと回答
電子帳簿保存法の改正やインボイス制度への対応によって、業務負担が「非常に増えた」「やや増えた」と答えた人は約4割。主に挙げられたのは「業務における心理的ストレス」、「業務量」、「業務難易度」でした。
法改正が経理担当者に及ぼす影響はとても大きいですね・・・。
経理担当者がストレスに感じることの上位は?
日々の経理業務において特に多く挙がったストレス要因は「ミスが許されないプレッシャー」、「経理の大変さを理解してもらえない」ことでした。
また、「他部署社員の書類の提出遅れやミス、差し戻し」といった声も多く寄せられました。
その他の結果はプレスリリースでご覧いただけます。
総評
今回の調査では、多くの経理担当者が責任ある仕事を担っていることに働きがいを感じていることがわかりました。
一方、経理の大変さを理解してもらえないことや、社員から提出される書類の遅れやミス、差し戻しが経理担当者の負担になっていることもわかりました。
毎月の締めや請求、経費精算は、経理部門だけでは完結せずほぼ全ての社員が関わる業務のため、全社員がもっと協力意識を高め体制を整える必要がありますね。
また、リーダー以上の役職者は経理の理想の役割として「経営判断への貢献」を挙げていますが、実際の役割とは大きなギャップがありました。
経理DXの推進で事務処理や書類業務を効率化し、経理部門により高度な経営支援を担ってもらう体制・環境を整備することも、経理担当者の働きがい向上に寄与するのではないでしょうか。
経理として働く人を応援するプロジェクト「経理にエールを」
Bill Oneは、これからもみなさんがより本質的な業務に向き合うことができるように、プロダクトを通じて少しでも力になれたらと思っています。
ぜひ「経理にエールを」プロジェクトの特設サイトもご覧ください。
「経理にエールを」第1弾コンテンツとして、企業で活躍する経理のインタビュー「経理の挑戦」をSansan公式noteで掲載中です。
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