#13「2つ道があれば難しい方を選ぶ」今宮 涼Sansan Interview Note
こんにちは、Sansan株式会社の沖井です。
新年度に入り、これから就職活動を始める人も多いのではないでしょうか。
たくさん会社をみていく中で「ここで本当に活躍できるのかな?」「将来、楽しく働けているのかな?」など色んな不安を抱えていませんか。
今回はSansan株式会社で部門内のMVPを獲得し、「今の仕事が楽しい!」と語る今宮さんに、自分と親和性が高い企業の探し方、そして前向きに仕事へと向き合うコツをインタビューしてきました。
どんな思いを持ってSansanを選んだのか、人一倍成果を出すために意識していることとは?
まずは就活時のエピソードから聞きました。
20代半ばの貴重な時間をその企業で過ごしたいか
ーー就活時、会社選びで大切にしていたポイントを教えてください。
2つあります。
1つ目に、「裁量を持って働ける会社」です。
誰かから振られる仕事を待つ環境よりは、自分でやるって決めた仕事や目標を追っている状態の方が絶対楽しいですよね。
裁量と書くと月並みなんですけど、自分の意思を持って働くことができる環境は大切だと思います。
2つ目に、「自分のファーストキャリア、20代半ばの時間をここに投資したいと思えるかどうか」です。すごく定性的ですが、このような感覚を重視していました。
ーーそんな中、なぜSansanに興味を持ったのですか?
「これまでなかった価値」を提供する難しさがある点です。
営業の中で特に難易度の高い業務として、「世の中にまだない価値を売ること」が挙げられます。
なぜなら顧客にとって、その時点であってもいいが、なくても困らないサービスだからです。そこに価値をしっかりと伝え、売ることができたら面白いだろうなって思いました。
ーー今宮さんはいばらの道を選ぶ方なのかなと感じました。
いばらの道を選んでいる感覚は特にないですが、誰でもできることで何か成果が出る世界って面白いのかな?と感じます。
人が選ばない道で成果を出し、得られるインパクトや達成感の方が当然大きいですし、ワクワクします。
そういう感覚に素直に従うといつの間にか難しい方に進んでいます。
環境が何であれ、チャレンジしたいものに飛び込む
ーー現在の仕事内容を教えてください。
営業DXサービス「Sansan」のPMM(Product Marketing Manager)という役割で、プロダクトの推進を担っています。
多分、あまり聞き馴染みのない役職ですよね。
簡単に説明すると、「プロダクトを世の中(マーケット)にどう広めるか、適応させるか」に対してミッションを持っています。拡販体制の構築、また機能のアップデートに向けプロダクトマネジャーとの連携をしています。
ーー入社3年にして営業の中枢となる立場って難しくないですか。
難しいですね。
恥ずかしながら、まだまだビジネス解像度が荒いので、自分の知らないことばかりです。
PMMを経験していることで、自ら情報を積極的に掴みにいく力や、未知の領域に対して「ここがクリティカルなポイントなんだ」と判断できる力が養われました。
自分で意思決定をして、事業にインパクトのある企画を実行するという経験は、若手ではなかなかできない気がしますが、Sansanの場合は早い段階からそれを経験します。
入社してから、どんどん自分の仕事に対する影響範囲が大きくなりますよ。
ーー今宮さんは、これまでどんな仕事をされていましたか。
幅広く経験しました。
インサイドセールス、名刺作成サービス「Sansan名刺メーカー」をはじめとした各種新規プロダクトの立ち上げ、「Sansan」のPMMなど。
四半期ごとに仕事内容が変わっていますね。
ーー部署異動をたくさんされてるんですね。業務のキャッチアップが大変だと思いますが、意識していることはありますか。
もちろん大変なことはたくさんあります。経験したことがない業務に飛び込んだり、環境がコンフォートゾーンではなかったり。
それでも、怖がらずにとりあえずアクションをするべきです。そうしていたら慣れました(笑)。
やった上でも分からないことは、先輩社員を積極的に巻き込んでいいと思います。さまざまな領域のプロフェッショナルがいっぱい集まっているのがSansanだから。
また、働く環境に依存しすぎないことも大切ですね。
「この人と一緒に働きたい」という変動要素に振り回されず、「環境が何であれ、これをやるんだ」という強い軸を持っておくことは意識していますね。
ーー部署移動は望んでされたのですか。
希望と組織ニーズの半々ですね。
最初は「新しいことにチャレンジがしたい」というふわっとした希望と、マルチプロダクト体制へ移行していく組織ニーズで異動していました。
その後は、やりたいことやチャレンジしたいことが明確化され、それをベースに手を上げていました。
ーーインサイドセールスの経験やスキルが、今のPMM業務で活きていると感じるときはありますか。
もちろんあります。
PMMの業務はインサイドセールスや、その周辺部署と連携して拡販体制を作っていくケースが多々あります。
過去に経験があったおかげで、現場の解像度が上がったり、自分の意見に説得力が増したり。
かなり役立ってます。
ーー今後、今宮さんがSansanでやりたいことは何ですか。
まずは、今向き合ってることで成果を出すことが大前提としてあります。
具体的には、Sansanという弊社の創業期から続いてきたプロダクトを、よりマーケットに普及させ、ビジネスインフラになり得るプロダクトとして成長させることです。
プラスアルファで、ゼロベースからプロダクトを生む経験を積みたいです。
今までの新規プロダクトの立ち上げでは、どのような世界観を実現したいのか?というVisionの「種」は生み出されている状況から関わっていました。今後は全く何もない更地から、どのような世界観を実現していきたいのか?すべきなのか?そんなVisionの「種」を自ら生み出し、育てていきたいです。今までの経験も踏まえて、そういった一連の0→100のプロダクトグロースのチャレンジをしたいです。
目先のゴールではなく、その先に自分が何を実現したいのか
ーーインサイドセールスの時に部門MVPを獲得されましたが、何を意識して業務に向き合っていましたか。
目標達成をゴールに置かないことです。
目標を達成してその先何につながるのか。達成後の世界を常に意識することは大切です。どんな仕事にしろ、目先の数字だけがゴールになってしまうと絶対しんどいですしね。
ーー入社後と入社前でSansanにギャップはありましたか。
基本ないですね。
強いて言うなら裁量が大きすぎることです。新卒1年目にこんなことやらせて大丈夫?みたいな(笑)実績や信頼度がそこそこある前提ではありますが、それでも「プロジェクトの未来を左右する判断を任せて大丈夫?」と思うことは何度もありました。
ーーSansanを一言で表すと?
「ミッション実現に向けて合理的な判断をする組織」です。
その上、すごくフラットな社風だと思いますし、例えば、入社年次で役割の大きさを決めないです。インターン生でも会議では社員と同じく意見を求められることもあります。
だから、ミッション達成に必要なら、新卒が役員をプロジェクトに巻き込んでも何の文句も言われないですよ。明確な意思と意図を伝えて、それが合理的なら。自分の考えの壁打ちがしたいとか、意見が欲しいときはランチや飲みの場で意見をもらうことも可能です。
ーー最後に就活生の皆さんにアドバイスをお願いします。
納得のいく決断をいかにするかが大切だと思います。
就活は答えがないので、いかに自分の選択を「答え」だと思いこんで意思決定できるか?そんな戦いだと思います。
不確定要素が多いなか、自分の一生の選択をするのは怖いと思いますが、100点の答えなんてないので、せっかくなら今しか経験できない環境を楽しんでやる!ぐらいの気概で臨んでみてください。
そんな中でも100%の「答え」に近づける方法は様々あると思いますが、最終決断を下す際には、それらをやった上で埋まらない部分をどう埋めるか?が大事になってきます。
最終的にそれらを埋める手段として、僕みたいに「面白そう!」という感情に素直に従い飛び込んでみるのもおすすめですよ。
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