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#4「私のやりたいことの見つけ方」岩渕 泰佳 Sansan Interview Note
はじめまして!
Sansan株式会社でインターンをしています、山﨑茉緒です!
突然ですが皆さん、
「入社後、やりたいことは何ですか?」
「3年後、5年後、どんなキャリアプランを描いていますか?」
就職活動において必ず聞かれるこの質問、自信をもって答えられているでしょうか。
ちょうど一年前に就活生だった私は、「やりたいことなんてわからない…」と悩んだ時期がありました。
今回は、将来に向けて不安やモヤモヤを抱える皆さんに、未来を考えるヒントを少しでもお届けできればと思い、Sansanでインサイドセールスを担当する岩渕さんにインタビューをしてきました。
就活を始めた当時、「やりたいことは見つかっていなかった」という岩渕さん。どうやって自分の進みたい道を見つけたのでしょうか?
岩渕泰佳プロフィール
2022年にSansan株式会社に新卒入社。現在セールスディベロップメント部で、従業員数3000名までの企業の新規開拓に従事。趣味は漫才を見ること、東京を散歩してご飯屋さんを開拓すること。
「どの企業も同じに見える」悩んだ就活
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ー大学時代について教えてください!
国際学生が多い大学だったので、その特性を生かしてここでしかできないことをやりたいという想いで活動していました。
やっていたことは主に二つで、ひとつは、グループで論文を書いたり、色々なテーマで勉強したりする学術系サークル。
もうひとつは、交換留学生を支援する学生団体。
大学の四年間で一番身に付けたい力が論理的思考力だったので、特に学術系サークルに力を入れていました。大学二年生の春には、成果が出てきた実感があり嬉しかったです!
ー就活はいつから意識し始めたんですか?
大学三年生の四月です。
実は二年生の終わりから留学をしようとしていたのですが、新型コロナウイルスが流行して中止になってしまったんです。今まで思い描いていた大学生活とは、ガラッと変わってしまいました。
この先どうなるかもわからないので、就活は早めに情報を集めて準備しておこうという気持ちがありました。
ー具体的に、どうやって進めていましたか?
まず、大学三年生の五月から六月にかけて合同説明会に何度も行きました。
…が、正直全部同じに見えました。
どの会社も聞こえがいいことを言うし、違いがわからなくて。
このままではいけないと思い、大学の先輩やキャリアセンターの方々に相談したところ、インターンに行くことを勧められました。
そこからはどんな会社が合うかを知るためにインターンに行きつつ、周りの人に壁打ちして自己分析を深めました。本選考を受け始めたのは一月頃ですね。
未知の場所で未知の挑戦をする
ー岩渕さんは、就活を始めた段階で将来やりたいことは見つかっていたんですか?
全然見つかっていませんでした!
強いて言えば、いつか海外の大学院に行きたいという思いがあったので、金銭面から日系大手の商社やメーカーを中心に見ていました。
今思うと、自分がどんな基準で会社を選びたいのかがわかっていなかったんですよね。
ーなるほど。その状態から、やりたいことを見つけるために何をしましたか?
人生で一番ワクワクする瞬間を考えました。
いつ・どこで・何をするときにワクワクしたか。
なぜかというと、自分がどんな風に生きたいかを考えたときに、これだけは外したくないと思ったものが「ワクワクすること」だったんです。
私にとって一番ワクワクする瞬間は、未知の場所で未知の挑戦をすることでした。その経験を紐解いて、会社を選ぶ軸をつくっていきました。
ー「未知の場所で未知の挑戦をする」、詳しく聞いてもいいですか?
はい!
私が人生で一番ワクワクした瞬間は、大学に入学するときでした。
関東に住んでいたので都内の大学に行くことを勧められていたのですが、それだと四年間自分がどう過ごすのか、簡単に想像がついてしまった。
それじゃワクワクしないなと思ったんです。
そこで、二人に一人が国際学生というグローバル大学を選び、全く知らない土地で、今まで出会ったことがないような人が集まる環境で、何もかも新しい生活を始めました。
ーなるほど!そのワクワクを紐解いて、辿り着いた軸はどんなものでしたか?
三つありました。
一つ目が、まだ見たことのない世界を創りたい。
二つ目が、人の選択肢を広げたい。
三つ目が、熱く一体感のあるチームで働きたい。
どれも自分の心が動いた瞬間と結びついています。
「変わりたい」と新しい環境に飛び込んだ大学時代
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ー岩渕さんのワクワクの根源をもう少し聞いてみたいです。大学選びに関して、なかなか勇気のいる決断だったかと思うのですが、なぜその道に?
そうですね。
高校生の頃、常に学力で評価される世界にいたことが影響していると思います。
もちろん勉強も部活も全力で頑張っていたし、楽しいこともあったのですが、自分の視野が狭いのではないかと感じる瞬間はありました。
この場所では、これ以上自分に上はないかも、成長がないかもと感じていたんです。
なので、大学入学を機に全く新しい環境で、自分なりの新しい成果の出し方に向き合いたいと思いました。「変わりたい」と強く思っていました。
ー「変わりたい」ですか?
はい。
他人軸で生きていたんです。
世間的にいう、いい大学、いい会社に入らないと、という考えが自分の中にありました。もちろんそれが悪いわけではないのですが、私の場合、他の選択肢を知らずになんの疑いも持たなかった。
自分が好きなもの、自分がワクワクすることに向き合えていなかったんです。
実際、そういう人は私以外にも多いのではないかなと思っています。「人の選択肢を広げたい」という二つ目の軸は、私と同じような人に対して「人生を楽しむことを忘れないで生きてほしい」という想いからきています。
ー自分のワクワクする世界に飛び込んで、実際どうでしたか?
正解ってないなと思いました!
同じテーマでも切り口とか考え方によって全然違う答えが出てくるんだなと。
サークルの友人や交換留学生、国際寮の学生と色んな意見を言い合って、価値観の違いに触れて、一つの正解ってないんだなと感じました。
正解がないからこそ、改めて自分が好きでワクワクするものを選んで生きていきたいと思うようになりましたね。
ーその経験は、就活の意思決定にも影響していそうですね!
そうですね!
高校生までは、正解に縛られて生きてきたのですが、
大学で新しい環境に飛び込んだことがきっかけで、他人から言われたことではなく、本当に自分が思っていることに向き合えるようになりました。
就活は、つい誰もが知っている大手企業に目が向きがちだけど、自分にとっての正解を探そうと思えたのはこの経験が影響しているかも知れません。
ゼロから市場を創ってきた組織に惹かれSansanに
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ー就活の話に戻りますが、軸を見つけたあとはどう会社を絞りましたか?
軸との一致と、社風で絞りました。
なので手元に残った企業は業界も企業規模もバラバラ。
共通しているのは、先ほどお話しした3つの軸を満たしていることと、「社会に変化を起こしていく社風」「社員が挑戦をしている社風」があることでした。
ーその中で、なぜSansanを選んだのですか?
軸を満たしている会社の中でも、
Sansanはその軸を超えてきたからです。
「まだ見たことのない世界を創りたい」という軸を持つ私にとって、
ゼロから市場を創ってきた会社だということが一番の魅力でした。
面接を通じて、「未知の挑戦をしたい」「変わりたい」という自分の想いも汲み取ってもらえたので、この場所ならありのままの自分でいられる気がしました。
ー入社してみて、岩渕さんのワクワクの原点「未知の場所で未知の挑戦をする」ことは体感していますか?
めちゃくちゃ体感しています!
まさしく今なのですが、お客さまとのコミュニケーション一つとっても、どうしたらもっと本音を引き出せるか、どういう返しが適切だったか、毎日新しい発見の連続です!
日々できないことに出会って、改善して成果を出すことに、ずっと飽きずにワクワクし続けられています。
自分だけの正解を見つけてほしい
ー「将来やりたいことがわからない」と悩む就活生にアドバイスをください!
ビジネス経験がない大学生にとって、
いきなり「やりたいこと」と言われてもイメージが湧かないと思います。
私も同じでした。
そんな私がやってよかったなと思う二つのことを紹介しますね。
ひとつは、過去の経験を振り返って、自分の中で大切にしたい価値観を見つけること。それを満たすための手段として会社を選ぶと、自分軸の会社選びができると思います。
もうひとつは、小さな違和感から目を背けないこと。就活を進める中で、「これでいいんだっけ?」と悩んだり、自分の発した言葉や誰かの反応にモヤっとしたら、一度立ち止まって考えてみてください。
そして、恐れずに色んな人に自分の考えをぶつけてみてください。
他の人と話して人との違いを知ることで、自分にしかない感覚、自分を特徴づける要素が見えてくると思います。
自分が納得いくまでたくさん考えてたくさん失敗して、
自分だけの正解を見つけてほしいなと思います!