漱石全集
そんなに本はたくさん読んだことはありませんが、夏目漱石が好きです。
何が好きかと言われて、説明できるような語彙力は無いですが、書かれている言葉が綺麗で読んでいても音のリズムが良いです。(ごいりょく)
日本語って、使いこなせたらこんなに鮮やかに表現できるんだと感じました。
半年ぐらい前に新潮文庫の文鳥・夢十夜の文庫本を読みました。
確か、良いなと思った文章を赤でマーキングして、分からなかったり調べたいと思った言葉を黄色でマーキングしてたと思います。
当時線を引いたところを一部引用に書きます。
当時、この言葉にマーキングした理由を覚えていないですが、なんかカッコいい表現だな~という感覚でマーキングしたんだと思います。
『空漠なる余の頭に・・』の表現は漱石が病気の時に、ジェームス教授の最後の著書 「多元宇宙論」を読んで、感銘を受けたことを思い出すシーンで書かれた表現です。
ようは本を読んで楽しかったということです。
この表現をここまで詩的に表現できるか・・。空漠とか陸離とかいう言葉そもそも知らなかったし・・。
思考の解像度が自分とは全く異なるんだなと感じました。
他にも草枕とかそれからとか文庫本でかじって読んで、やはり漱石は良い・・・。なぜ、10,000円札で無く、1,000円札なんだとか思いながら過ごしていました。(福沢諭吉や樋口一葉のことをよくしらず書いています。すいません。)
そんな中、漱石全集なるものの存在を知り、買いたい!と思って図書館で本を借りたり、古本を探していたところ、メルカリで破格(約4000円 : 送料込み)で売られているところを発見し、思わず買ってしまいました。
それがこちらです。
一枚の写真に収め辛かったので、複数枚を並べています。
全17巻 + 月報ということで、かなりのボリュームです。
どこから読み始めようか・・、どんな読み方をしようか・・・、果たして生きている間に読み切ることができるのだろうか・・・、という分量です。
一人で読むにはあまりにも大きいので・・・、Noteに投稿して楽しみながら読んでいきたいと思います。
読んでいただきありがとうございました!