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今年の1曲

MONO NO AWARE -風の向きが変わって



2023年最後の〆記事です。

今年の1曲
を選びました。


たまたまサブスクで知って、良い曲だなと思って繰り返し聴いてたらMVを発見。

基本的にスーツを着た男性(MONO NO AWARE ボーカルの玉置さん)が、道路をただ自転車で漕いで走り続けるってだけの映像なんです。なのに感動して泣けてきてしまうんです...主なワケに、歌詞に込められた熱いメッセージがあります。


夢追い人への応援歌

※以下、あくまで考察。

向かい風」が歌詞のキーワードとして度々出てきます。

自転車を漕いで前に進んでいると、色んな方向から風をくらいますが、その大半は向かい風だといいます。
向かい風を浴びると、前へ進むのが苦しくとても邪魔だと感じますよね。


まさにその現象を、夢を追う人生に例えたのが、この歌なんだと思います。

風の向きが変わって 前髪が逆立った
いつまでも甘ったれたまんまじゃダメか
風見鶏どこを向いたとて 吹き付ける向かい風
全て吹き去ってそれから気づいた

夢へ一生懸命に突き進もうとすると、必ず大きな向かい風が立ちはだかります。

歌のサビ部分では、風向きが変わり、前髪が逆立つほどの向かい風に襲われて、現実の厳しさを味わっているように感じました。

じゃあ漕がなくてもいいかな 
坂道下ってく小ちゃな自転車

サビが終わってすぐ、二番のパートで、”もう漕がなくてもいいかな”と弱音を吐いて、夢を半ば諦めそうになっている人間らしさを表現したのかなと考えました。

カザミドリ一回は飛んでみろ 追い風になるまで
全て吹き去ってようやく気付くまで

最終パートでは、そんな向かい風のよく当たる風見鶏だとしても、一回は飛んでみろと夢追い人を鼓舞するように歌っています。

ここでいう“追い風”は、夢が実現するまでといいたいのでしょうか...。

さることながら、ボーカルの玉置さんの真っ直ぐな歌声は、熱烈な歌詞にとてもマッチしているなと思います。総じて素晴らしいです。


勇気をくれた歌

かつての自分は、夢を追いかけて“向かい風に当たる”よりも、安定して生きる選択ばかりを選んできました。

追い風を感じていた小学校から中学校に上がり、ぼくは思春期ならではのモヤモヤとイライラと、極度の人見知り状態に入ります。

将来を考える余裕すらなく、すぐに高校入試が近づき、憧れだった美術系の高校も候補の一つでしたが、内申点は全くといっていい程届かず。
学力への自信をすっかり無くし、成績重視で評価される現実から逃げたくなりました。

大学への進学を嫌い、就職のしやすい工業高校へ入学。それから3年が経ち、とある不動産管理の会社へ就職したものの、先の見えない道のりに漠然とした不安をずっと抱えていました。「あの時、大学に進学しておけば...」と考えた事も幾度か。後悔先に立たずです。

一方で、社会人になってから自発的に絵を描き、学ぶようになったのはここ最近の話。自信もふつふつと湧いてきています。
今では、限られた休みの中で、いかに美術を学ぶかに注力しています。


この歌を聴く度に、言葉に出来ない勇気が出ます

心の奥底にあるスイッチがカチッ!と音を立てて、ONに切り替わったような感覚を味わえるんです。

そして、そろそろぼくも...考えを改める時が来たのかなと。

ハッと思い至り、行動に出ました。





今働いている会社を来年の3月で退職します!



私事、今月12月、今働いている会社の人事へ退職の意志を伝えました。

大胆に...踏み切りました。

6年お世話になった会社とも、ついにお別れする事になります。


転職が目的ではありません!


今、美術系の大学へ進学する事を検討しています。




詳細はまた来年話します😋



では皆様。

良いお年を!

来年もよろしくお願いします🙇

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