「予備校文化」と奥井潔先生
5月の連休中にゲンロンカフェから配信されたトークショー『予備校文化(人文系)を「哲学」する』(駿台予備学校から入不二基義、大島保彦、霜栄の各氏が登壇)は、自分の半生を振り返るきっかけとなった。
わたしにとって予備校生として駿台に通った1年間は大きな意味をもっているのだが、これまでその体験を「予備校文化」として意識することはなかったからこの問題提起は新鮮だった。「文化」と捉える以上「高校卒業後大学に入るまでの猶予期間」に限定されるものではなく、以降のわたしの人格形成に影響をお