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「鎌倉の隠れ家スポット巡り~本と庭園で味わう大人の贅沢時間」

いつもの自分ならこの辺りで一息ついていたかもしれませんが、最近は体力もついて、もう少し歩ける余裕が出てきました。次の目的地は『ブックカフェ 惣 common』から『檑亭』へ。どちらも評判の高いスポットで、期待が高まります。

道中、選挙期間の賑やかさを感じながらも、道端に咲く花に目を留めて写真を撮るのが楽しいひとときです。30分ほど坂道を歩くと、高級住宅が立ち並び、手入れが行き届いている場所とそうでない場所が混在している風景に、思わず心が惹かれます。

さて、『ブックカフェ 惣 common』に到着。開店ぴったりの10時。

店内は静かな空間で、少し緊張するほどの落ち着いた雰囲気。写真は控えめにしつつ、店内の本棚から『社会問題のつくり方』を手に取ってみました。

『なんで?』と周りにきいても『そういうものだ』と返される。社会は変わらないから、あなたが慣れるしかないんだ。人々は理不尽に順応するのことを成長と読んでいる。

社会問題のつくり方

この一冊が想像以上に刺さり、心の奥までズシンと響きます。「なぜ?」と問いかけても、「そういうものだ」と返される現実。社会が変わらないならば、自分が順応するしかないのかというテーマが、深く心に残ります。

コーヒーをいただきながら思索にふける時間。カフェラテのラテアートをゆっくりと楽しむと、その美味しさが倍増する気がします。賑やかすぎず、落ち着いた空間で飲む一杯は、心まで染み渡るようです。

続いてエスプレッソも一杯。いつからかコーヒーの苦味が心地よく感じられるようになり、不思議な気持ちに。

いつの日か。コーヒーの苦味も美味しく感じるようになった。ふしぎなものだ。

満ち足りた気分で、次の目的地『檑亭』へ。先に700円を支払う仕組みになっており、食事の代金から差し引かれます。

立派な門を抜けて中に進むと、素敵な庭園と静かな空気が迎えてくれます。

シンプルなかけそばを注文し、思っていた以上にリーズナブルな価格にほっと一息。するりと完食。

ゆっくりと庭園を散策する10分間は、満足感でいっぱいでした。

帰り道にふと立ち寄ったのが『鎌倉広町緑地』。散歩屋としてはこの自然あふれる緑地もぜひ歩いておきたいスポットです。

竹林を抜けて、相模湾の眺めが開ける場所にたどり着くと、その美しさに心が満たされました。

さてと、帰ります。

今日の散策は大ボリュームでした。最後に、向かう予定だった『まんだら堂やぐら群』まで行けず道を間違え、結局トイレが恋しくなって引き返すことに。次回はリベンジしなくては!

次回の投稿もどうぞお楽しみに!


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