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異国の食を気軽にたべるその手軽さに、 都会の豊かさと切なさを想う あるべき場所にないものは 逃れてきた誰かの想い出 また人は流れてゆく ここではないどこか いつか行けるのかもしれない けれどそれはその未来の 『ここ』であるだけなのか 今ここ私は過去にとっての どこかにいるのだ

誰もいない公園で 滑り台の冷たさが 妙にぬるく感じた日 団地の灯りはぼんやりと 見上げる煮物の香りが立つ 行き場のない影が消え 金木犀の匂いにゆれた 忘れた想い出の数かぞえ 羽織った背広が軽くなる コンビニで買う缶ビールひとつ 見上げる灯りの影は 見当たらない

休日のカラオケ

季節感のない人

いつだって光を求めて

建築物は記憶を持つか

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