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#121 冬至 その日の影はどうなる? 

 12月22日、今日は冬至だ。
 相模国分寺跡南側隣接地に明和地所が14階建てマンションを建設すると、冬至の日、相模国分寺跡公園には、下図のような影ができるとのこと。1時間毎の影の位置が記されている。これは「海老名市住みよいまちづくり条例」に基づき、明和地所が住民説明会用に製作したものだ。
 明和地所の担当者は、この影は建築法には違反していないということを説明会で力説していた。法律に違反しないよう、建築物の横幅を小さくしたらしい。影の横幅は約20メートル。長さは12時頃で約70メートル、15時頃には約140メートルとなる。この影は決して小さいものではないと思うが…。

この資料に筆者が8箇所加筆した。以下が加筆した部分。
【ピンク色の部分】国分寺の南門・回廊辺り

この箇所は10時から15時まで陰になってしまう。ほぼ日照時間全体だ。
【緑色の部分】七重の塔の表玄関・見学の人たちが集う場所
10時過ぎから12時前まで陰になってしまう。
【青色の部分】学校から帰った小学生たちが遊んでいる場所
子どもたちが集まる14時以降陰になってしまう。
【A点】
9時から11時までの2時間、陰になる。
【B点】
10時から12時までの2時間、陰になる。
【C点】
11時から13時までの2時間、陰になる。
【D点】
12時から14時までの2時間、陰になる。
【E点】
13時から15時までの2時間、陰になる。

 建築法には違反していないとのことだが、市民の憩いの場に、暗くて寒い影を落とすことになる。
 「地域よし 私たちは仕事を通してよりよい地域社会づくりに貢献します。
この街に暮らすだれもが幸せを分かち合えるように。
」とホームページに書いている企業がやることとは到底思えない。

(23.12.22)

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