「気が変わった」が新しい自分へのトリガーとなり扉をあけることになる。
「気が変わった」とは、気持ちが変わったとか気分が変わったという意味になります。
つまり「気分が新しくなった」「気持ちが新しくなった」ということになります。
今までの習慣や自分の考え方が「気が変わった」ということで、次に進んでみることもできるということです。
自分には、自分スタイルがあるからという型をつくって、中々次に進めない場合もあります。
「自分スタイル」とは、自分のやり方や考え方ということです。自分スタイルを作ることは大事な事だと考えています。
しかし、周りの変化や要求が変わる中、そこに対応する中で変化はしなくてはなりません。
スタイルには、変えて行かなければならないものと変えてはいけないものがあります。
芸術や伝統文化、武道の世界で使われる「守破離」と言う言葉があります。
「守破離(しゅはり)」
もともとは、茶道の世界「千利休」の「利休道歌」「規矩作法 守り尽くして破るとも離るるとても本を忘るな」を引用したものらしいです。
守:師の教えを忠実に学び、その後の土台どなる基礎・基本を固める。
破:鍛錬と経験を重ね、土台を守りつつも応用・改善をし「自分流」を加えていく。
離:それまでの過程に一切とらわれず、思うがままの境地にに達する。
「本を忘るな」:教えを破り離れても根源の精神を見失ってはならない。
新しいものへの適用や発想の中に自分が学んだ教えを経験や体験として新しいものを作っていくということでしょうか。そして、その根源であるものを見失わない。
環境の変化や要求されることが変化する中、現在は行動にも制限されることが起こっています。
何かを変える必要は感じているものの、どの様に変えればいいのか。
そこで「気が変わった」と思ってみることです。
今までの自分から気分が新しくなった。と思って次のステージへ望んでみることが、トリガー(きっかけ)になると思うわけです。
今までの自分ではやらなかったことや考えなかったことも「気が変わった」と思えば自分自身への変化の理由になります。
「自分には、自分のやり方がある」と固執することも場合には、必要なのかもしれません。
しかしながら、予測できないことが外部の環境から起こってしまう現在です。
目的やこだわりの理由を明確にして、そこにこだわることは重要です。
ただその目的を達成するための方法についてこだわる事より、目的達成する理由にこだわりをもつことの方が大事ではないかと思います。
人の意見に耳を傾け、アドバイスを受けることは、よくあることです。その中で自分の環境や条件に適用して変化してみることも大切なのではないかと思います。
決して、人に言う事に従う必要はありません。他人は、自分のことを全て理解しているわけではないので、人それぞれの考えがあって良いわけです。
それと自分の変化とは、別物です。自分自身が自分の判断と責任で変化することが必要になると思います。
情報も多様化して、色々な立場での見解が出され、過程や条件も無視した結果の数字だけに固執する情報も多くなりました。
自分の目的(理由)のために自分の責任で決断することが大事になります。
しかし、変化するにはリスクも伴うし勇気もいります。
何よりも自分自身を納得させて進む必要があります。
そのきっかけというかトリガーとなるキーワードとして「気が変わった」と思ってみては、どうかと思うわけです。
「機が変わった」「期が変わった」と置き換えてもいいかもしれません。
環境の変化により、今までとの機会が変わった。新しいタイミングが生まれた。
時間の経過により、新し時期となった。新しい時代となった。
「新しく」なった。つまり新しい自分になった。そう思うことで、行動しやすくなると思います。
「気が変わった」が新しい自分へのトリガーとなり扉をあけることになると思って行動してみてはいかがでしょうか。