「蹴りの稽古に入る前に」

突きの稽古を一緒に行ってきました。
上段、中段、下段突きに加え、平行立ち、四股立ちも覚えましたね。
初歩の段階の突き方の稽古内容はここで一区切りとして、これからは「蹴り」の稽古へ進みたいと思います。

が、蹴りの稽古を始めた途端に、今まで覚えた突き方や立ち方を忘れないように、更に技として高めるためにも稽古は引き続き行ってくださいね。
そうです、覚えていくとは徐々に稽古の量も増えるという事です。

かと言って、全ての稽古を毎日やるぞ!と意気込んでも続かないと意味がありません。
肝心なのは継続する事。

自分に無理なく続けられるスケジュールを組み、自分のペースで継続できればOKです。
覚えておいてくださいね。

それでは、蹴りの稽古に入る前に、また新たに覚えて欲しい立ち方があります。
それは、「前屈立ち(ぜんくつだち)」という立ち方です(画像参照)

画像1

平行立ちと同様に、足は肩幅くらい左右に開き、片方の足を大きく前に出して膝を曲げる。
この際に自分の目で前に出ている足の親指が見えなくなるまでしっかりと膝は曲げておくこと。
後ろの足はつま先が45度程度外に開く。

これから稽古をする蹴りは、この前屈立ちで行います。鏡に姿を映しながら、写真とも比べながら立ち方を作ってみましょう。

この前屈立ちは、しっかり出来ていれば、前の脚のモモがきつくなるはずです。
しっかりとキツイ立ち方で稽古をしてください。

それから、蹴りの稽古に入る前にもう一つ覚えてもらいたい事があります。
突きの稽古の際に拳の、どの部分を相手に当てるのかを覚えましたよね?

同様に蹴りでも、相手に当てる場所を覚える必要があります。

立った状態で、背伸びをしてみてください。
背伸びをした際に、地面についている場所が、蹴ったときに相手に当てる場所です。
この部分を「上足底(じょうそくてい)」と呼びます。

「蹴りの稽古に使う立ち方」「蹴る際に相手に当てる場所」の二点を覚えたところで、
前蹴りの稽古に入りましょう。

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