ガイキチ。May 14, 2018
こんにちは!3度のメシよりギャラリーが好きなサノ☆ユタカです。
NYのギャラリーは何度来ても発見があって楽しいっす。
ギャラリー初心者にも楽しいのはやっぱりチェルシーっす。
初めて行くなら25stから見はじめて徐々に下に下がって行くのがいいっす。25st.24stにはGagossianとかPACEとか超メジャーギャラリーがあるから初心者にも最初から単純に楽しみやすくていいよね。
今回はとくにアタリが多いっす。
中でもPACEのデビッド・ホックニーは狂っててよかったす。この人ってポップなんだけどどんどん芸風がガイキチになっててヤバイよね。作品に出てくる本人の姿も可愛いしな。
先月もLAで見たGagossianのダミアン・ハーストは手描きドットシリーズの新作。LAとは微妙にドットの大きさや背景を変えてきていて商売人やなあ。標本シリーズのサメも入り口のガラス越しの部屋に展示してあってサービス精神満載っす。
Metro Picturesで展示中のAndreas Slominskiははじめて見たけど仮設便所をこれでもかと並べる手法でヤバいっす。
この会場で見られる重力感を無視した作品群はポップでオモロイっす。作品集を見るとこの芸風でさらにすげー数を並べた作品を発表していてヤバいっす。便所に取り憑かれたドイツ系の女アーティストって私生活では付き合いたくないかもな。
Eugenio MerinoのHere Died WARHOLって展示はウオーホールの死体を自撮りポイントとして展示して架空のソーベニアショップとかを作っててかなりのガイキチだったっす。
Marlborough Contemporaryではキューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」のミルクバーのあのテーブルをデザインしたアレン・ジョーンズの新作の展示。一生堂々とSM趣味で生きていってるってすげえよな。
他にもMARY BOONEでやってるLaurie Simonsの人形シリーズは頭悪くて最高っす。
チェルシーじゃなくてイーストエンドだけどPERROTINでやってる村上隆も3フロアを使った展示でけっこう迫力あっておもろいす。オイオイ!ボケ!森美術館での展示でもあった作品の制作過程での村上の指示書がハリウッド映画のメイキングビデオを見ているような感じですげえいいっす。
NYやLAのギャラリーの情報ゲットに便利なアプリはNY在住のデザイナーのサワちゃんに教えてもらったseesaw。単純に開催中の展覧会をアーティストの名前で一覧にしていてエリア別でも見られて便利っす。美術好きは覚えておくべし。
ちなみに今回の3泊のロケで食った新しいラーメンは2軒。1つはマンハッタンのウエストビレッジの11stで深夜1時までやってる家系ラーメンのE.A.K.RAMEN。しこたま飲んだ後には悪くてありっす。
もう1軒はブルックリンのシュプリームのすぐ並びに3ヶ月前にできた人気店MINKAの支店ANDANTE。まるっきり桂花で食ってるみたいな熊本ラーメンっす。東京じゃもう流行りの味じゃないかもしれないけどアリだな。わざわざシュプリームまで行ったらついでに食ってみるべし。
二郎リスペクトなvegi mountainってメニューもあるっす。ヒョウ柄の丼がいい味出してるぜ。
そろそろ東京につく飛行機の中っす。
飛行機乗る直前にvegi mountain食ったんだけどやっぱり日本帰ると速攻でラーメン屋行っちゃうんだよな。まじで。