見出し画像

男子。September 13, 2018


こんにちは!3度のメシより舞台が好きなサノ☆ユタカです。


週末、国立劇場で上演中の文楽、夏祭浪花鑑を鑑賞したっす。


サノ☆は教養がないから古典やクラッシックは苦手なんだけど杉本博司パイセンの杉本文楽を数回観て以来徐々に文楽の面白さにやられてきたっす。
なんと言っても人形が可愛いいっす。中でもこの演目では着物をぬぎすてると刺青の入った団七の姿がいい感じなんだよね。

人形



それに話がゲスで最高っす。ほとんどの話はワイドショーレベルで不倫、詐欺、借金の果てに心中とかうっかり刺しちゃったとか最低な奴らしかでてこないんだよね。この演目は詐欺がバレて逆ギレするじじいと次々に女に手をだすうっかりバカ野郎と務所帰りの暴れん坊の息子とあとは無駄に色っぽい人妻とか最初から嫌な予感しかしないメンバーばかりが揃って夏祭の夜に事件が起こる的な展開。江戸時代の娯楽だからね。


おまけに三味線の音色がカッコいいっ!そんでもって太夫ね。これわかない人の為に言うと「だゆう」。喋り手ね。これが人形の声から情景描写や話の展開の説明まで一人で何役もの声を喋り分けるんだよ。演目によっては複数の太夫が共演することもあるんだけど。
サノ☆は6代目竹本織太夫の襲名公演も観させてもらって以来にわか織太夫ファンなんだけどこれは一度騙されたと思って観に行った方がいいぜ。
上演時は絶対にイヤホンガイドは借りるべし。あれあると本当にわかりやすいから。今は劇場で字幕も出るんだけどあれってどこ観ていいかわからなくなっちゃうからイヤホンガイドはマル必っす。


俺が会社員だったら隣の部署のメガネOLちゃん誘って文楽デートしたっす。。ウィキペディアであらすじチェックしてメガネちゃんに事前解説したいぜ。



舞台って言えばこれまた上演中の野田MAPの「贋作、桜の満開の下」。俺は今回は初日に張り切って行ってしまったす。

画像2




この演目は約30年くらい前にまだ野田秀樹が夢の遊民社を率いていた頃の初演を大学生だった俺は観てそのスピード感と言葉遊びの面白さに超やられちゃったんだけど、それからもう数回目の公演で去年は歌舞伎にもなってた。見るたびに面白く進化していて、特に深津絵里は2回目の主演でこれはもう一種のクラシックだね。

楽団ごとの演奏の違いを楽しむ的なある意味文楽ともおんなじ楽しみ方ができる感じになってきたね。


野田作品の「小指の思い出」をマームとジプシーの藤田が演出したのはオリジナル超えで超名作だったしなあ。
もちろん、はじめて観ても超面白いので無理やりチケットゲットして鑑賞するべし。



これ池袋でやってるんだけど池袋きたら行くべきなのは今週末で終わっちゃうken kagami retrospective。加賀美健の展覧会ね。
これは本当にくだらなくて最高っす。永遠の中2病ね。お腹痛いっす。くだらない男子同士で行こう。ってか行かなきゃダメよ。


画像1



グッズコーナー買い占めでよろしく。まじで。


いいなと思ったら応援しよう!