好きなものに包囲された話
皆さんこんにちは。岩石と生物を愛する佐野あきおです。
けっこう前のことなのですが、栃木県の大谷資料館という採石場の跡地に行ってきました!今回はそちらのお話です。
■大谷資料館とメイドインアビス
その頃はちょうど大谷資料館で、メイドインアビスというアニメの謎解きイベントが始まったところでしてね。
メイドインアビスは、つくしあきひと先生によるファンタジー冒険漫画です。めっちゃ面白いのでおすすめです。謎生物いっぱい出てくるし。
私常日頃から生物と岩石が好きと叫んでいるのですが、実はメイドインアビスも好きだし謎解きも好きなんですよね。で、さらにもう1つ大きな理由が。
それは、大谷資料館が栃木の宇都宮にあるということ。
栃木は今私がめちゃくちゃ沼っているゲーム実況グループ、BinTRoLLのリーダーしるこさんと、メンバーでありしるこさんの実弟であるはこたろーさんお二人がお住まいでして、いわばファンにとっては聖地なのです。
気付いてた?ここ
上記の通り「好き」が固まって押し寄せてきたため、気付いたら栃木に行っていました。本日はその様子をお届け致します。
非常にとりとめのない日記となっておりますので、ご了承下さい。
■宇都宮へいくぞ
当日、「今から栃木の採石場跡地にいって謎解きしない?」と夫を誘ったところ、返ってきたのは微笑みだけだったので、今回も私一人です。
「晩ごはんまでに帰ってくるねー!!」と言いおき、朝5時に東京の自宅を飛び出しました。
新幹線に揺られること1時間弱、宇都宮に到着です。
まずはここで最初にやるべきことがあります。
推しのぬいぐるみと駅の看板を一緒に撮ります。「ぬいと一緒にしるはこ兄弟の聖地に来たよ!」という記念です。
写真左の紫の子がお兄さんでリーダーのしるこさん、左の黄色の子がメンバーでしるこさんの実弟であるはこたろーさんのぬいでございます。
なお、おうちにはメンバー全員(6人)います。可愛いだろ。
弟さんのはこたろーさんはBinTRollチャンネルで使用されるイラストを手掛けられる他、超人気声優である花江夏樹さんのチャンネルにも度々イラストをご提供されています。
BinTRoLL創立者のしるこさんとミントスさんが花江夏樹さんのチャンネルによく出演されているのですが、しるこさん&はこたろーさんは動画の編集者としても活躍されているんです。
BinTRoLLのチャンネル等々はこちらでございます。ぜひ見に行ってみてください。
BinTRoLLチャンネルURL:https://www.youtube.com/@bintroll
おすすめ動画:【裏マイクラ】出張ハナニーランド!兄弟で牧場作り!【Minecraft】
(めちゃくちゃお勧めいっぱいあるけど、とりあえずこれ!!)
さて、お写真を撮ったのでぬいを大事に鞄にしまいます。蝶よりも花よりも丁重に扱います。
大谷資料館にはバスで向かいます。聞くところによると、結構人気のスポットなのだとか。既に私の前に4人くらい並んでらっしゃいました。発車時刻を迎える頃には、バスは満員に。
いつぞや柱状節理を見に爪木崎に行った時とはえらい違いですね。また行きたい、爪木崎。
柱状節理は良いですよね。何万編も言いますが、国立科学博物館のディスカバリートークで「どうして柱状節理は六角形なのですか」と研究員の先生に質問し、「六角形が一番安定した形だからです」と返されたとき、その理屈の余りの美しさに震えました。
なお、この研究員の先生は国立科学博物館のメールマガジンで「どうぶつの森に出てくる石の種類が少ない……生物はあんなに種類があるのに……」と嘆いてらっしゃいました。すげぇわかる。
佐野も石とか菌とか増やしてほしい。棘皮にももっとスポットライト当ててほしい。サンドダラー(※ウニ。棘皮動物)が貝(軟体動物)といっしょくたにされてるみたいだしさ。
■そんなこんなで大谷資料館についた
思い出に耽ってる間に着きました。こちらが大谷資料館です!
大矢資料館!ていうかその前庭らへんでございます。
いや周りの岩がでけぇ!!!へばりつきたい!!!
しかし人が多いので、岩肌にへばり着くことは出来ませんでした。大人だから我慢したのです。
ペールトーンの優しい色合いがたまりませんね。涎が出そう。
さて、本日の目的の1つに謎解きがございます。早速謎解き用のパンフレットを頂いて、館内にお邪魔します。大谷資料館の本体は地下にあるそうです。
「本体は地下にある」ってかっこいいね。ネルフ本部みたい。
入口ではメイドインアビスのキャラクター、黎明卿ボンドルド氏がお出迎えしてくださいました。
「実際に黎明卿にお出迎えされたら、二度と生きて帰ってこれなそうだな」と心の中で思いました(穏やかな紳士なのですが、穏やかな物腰のまま平気でグチャグチャの人体実験とかする方です)。
入ってすぐは急な階段!
すごい!!ダンジョン感がすごい!!生きて帰ってこれなそう!!!(※ちゃんと生きて帰って来れますのでご安心ください。)
写真めっちゃブレちゃった。かなり急で結構な長さがあります。これお年寄り大変かもな。
■謎解きをするぞ
長めの階段を降りると、既にそこかしこにヒントらしいものが。後で見返す為に、片っぱしから写真に収めて行きます。Stage1のヒントを集めて、いざ謎解き開始です。
なるほどなるほど。
……わっかんね……
あー!
あ?
わっかんね。
え、思ったより本格的なんだが。
ちなみに休憩所(ちょっとした座れるスペース)は満員だったため、邪魔にならなそうな隅っこに流れてそこでやってました。
ようやくStage1が解けたので、また地下をうろちょろうろちょろしながら、Stage2のヒントを集めます。基本的にこれの繰り返しです。
いやしかし広い!!天井が高い!!ヒント集めの最中も「ダンジョンだ!!!」とはしゃぎっぱなしでした。
バイオにこういう場所出てきそう。成れ果ての姫(メイドインアビスのキャラクター)も奥にいらっしゃるし。
こことか、神聖な剣が刺さってそう。
途中、私と同じくソロ参戦された方から「○○のヒント見かけました?」と話しかけられ、「ありましたよ!写真見ます?それか、場所お教えするので行かれます?」「あ、じゃあ写真を……」「分かりましたどうぞ、ここ階段すごいですよねウフフ」などと和やかなお話を楽しんだりしました。
大谷資料館はとにかく広く階段もいっぱいあり、謎を解き終わる頃には結構な運動量になっていました。
2時間弱くらいでしょうか、階段上り下りしたりうろちょろしたりで疲労が溜まってきた頃、ついに!謎解きが完了しました!!ヨッシャーーーーーー!!!!!
再入場が出来ないので、念には念を入れて確認します。
……うん、大丈夫そう。
1個ヒントが見付からなくて力技で解いたところがあったけど、最後の答えの辻褄はあってる。うん。
よし、では「解けたよー!」って言いに行きましょう。
言いに行ったら、私の前に並んでた3人組の方が係の人に「あぁ、違いますね……」と言われて「えーーーー!!」てなっていたので一気に不安になりました。
どうしよう、私の出した答えが引っ掛け用とかだったら。そうだ、どんな罠があってもおかしくないんだ。メイドインアビスだし。
ドキドキしながら解答を差し出すと……
「おめでとうございます!正解です!」のお言葉!!
やったーーーーー!!!
「どうぞこちら正解者特典です!」
「ありがとうございます!!!」
正解者特典は秘密です。秘密。ふふ。(もうイベントはとっくに終わってるから言ってもいい気がしますが。)「持ってたら自己が崩壊しそう」と思うものでした。メイドインアビスは何があってもおかしくないからな。
■思いがけず地衣類、他
無事黎明卿の魔の手を逃れ、謎解きも完了したので、カフェで一休みすることにしました。コーヒーおいしい。
カフェは売店も兼ねており、色んな石グッズが売ってました。アクセサリーや縁起物や食器類など種々様々。食べなかったけど、アイスもおいしそうだった~。
さてさて、一休みしたものの、宇都宮駅へのバスまでまだ時間があるので、大谷資料館の隣の公園にでも行きましょう。そうしましょう。
お?
大谷資料館から駐車場へ至る道の間に、こんなところを発見してしまいました。
なんかありそう。こういうところには、大体面白いものがある。
立入禁止の立札も特に無いし、ちょっとだけ入って見ましょう。
あ!!!!
おる!!!!!
推しおる!!!!!
こちらが佐野の推し、「地衣類」です!!!
みんな「地衣類」って何?って思うじゃん?でも↓の写真の赤く囲ったとこ見てみて。これ絶対見たことあるでしょ??この赤く囲われてるところ、みんな地衣類なんよ。
そんな地衣類、菌類と藻類の共生体で、分類的には菌類でございます。
で。地衣類はゲームにもよく描写されています!!
ごめん嘘ついた、よくは描写されてない!!たまに描写されてます!!!
特におすすめなのが、Dead by daylightというゲームの、山岡邸マップです。(BintRoLLのファンの皆様は全員知ってるゲームですね。)
百聞は一見にしかず。こちらのBinTRoLLチャンネルの動画をご覧ください。【Dead by Daylight】今ベジータとナッパいなかった?
この、お地蔵さんとか岩とかについてる苔みたいなやつです。これ地衣類です。
↓実写ですが、こういうかんじの子です。
私はBinTRoLLの動画で山岡邸マップが出た時、まず1周目はメンバーの悲鳴を肴に地衣類を楽しみます。2周目でちゃんとチェイスとかみる。
Dead by daylightでは、苔(維管束植物)と地衣類(菌類)の描き分けを感じるんですよ。山岡邸の家の入口?の床部分の所、なんかこれ苔っぽいんですよね。。。クリエイターってすげえ。
みんな大好きゼルダの伝説にも地衣類は描写されてます!のっぺり、ぺっとりしている(固着系の子とか、葉状でもロウソクゴケみたいにあんま葉っぱ感無い子)かんじの子が多いみたいです。
ゼルダのティアキンは、BintRoLLのミントスさんがプレイされていまして、ミントスさんの個人チャンネルの方にアーカイブが残されております。
↓のアーカイブの18:00~くらいからめっちゃ地衣類の描写が出てくるよ。
#1 botw後の世界だと気づかずに一回目をやり終わってからあれ?ってなって気づいた男の冒険の始まり 【ゼルダの伝説:ティアーズ オブ ザ キングダム 】
あとはですね、、、ちょっと前にすごい流行ってたELDEN RING。
これ、X(Twitter)のおとももちが「ELDEN RINGに地衣類っぽいのがいる」と私に教えてくれたのです!!!!!!!!!超うれしかった、ありがとう!!!!!!
ELDEN RINGで見れたのは樹枝状っぽいこういう子でした。
あとは子器盤ていう器官ぽいのも!でっっっかいやつ。手持ちの写真だと↓が近いかなあ……
さて、こちらのELDEN RING、またしてもミントスさんがプレイされています。(ミントスさんはゲームバーサーカーなのです。)
以下アーカイブの3:10:00~からが超おすすめ。
[ELDEN RING] #8 武器は強化した、次なる冒険の地へ[ネタバレX]
ELDEN RINGの地衣類、もう描写しっかりし過ぎて「えっもしかして地衣類好きな人がスタッフにおった??」って思うくらいでした。
あとゲームじゃないけど、『鹿の王』ていうアニメ映画に実は描写されてます。ただ、時間の都合なのか、「どう見ても普通の葉っぱ(植物)」にしか見えなかったんですよね……。そもそもお話が難しくて長いし、映像化不可能って言われてた作品だったし……。
しるこさんの古くからのお友達でらっしゃる、おしんさんというゲーム実況者さんが『鹿の王』のウォッチパーティをされた事がありましてね。
ド頭でおしんさんが「そういえば俺深夜のコンビニの駐車場で、1人でいる幼女に"ママ……"って話しかけられてさ」って気になりすぎる話を展開され、その瞬間リスナー全員その話に気を取られ、話が終わる頃にはおしんさん含め誰一人として映画のストーリーが理解できなくなってたという。(幼女は無事お巡りさんに保護され、ママのもとに帰りました。)
あの時の皆さん、鹿が食べてたアッシミっていう葉っぱみたいなの覚えてらっしゃいますか。あれ地衣類です(地衣類は体内で「この世で地衣類しか生成できない物質を、大量に作り出す」性質があるのです)。
原作者の上橋先生は、執筆にあたり地衣類研究者の大村先生に取材をされたそうですよ。
大村先生は国立科学博物館の研究員でいらっしゃいます。(リンク張っときますね)
科博ではディスカバリートークという楽しいお話が聞けますので、大村先生のご担当の時にぜひ足を運んでみてください。
………………。
……あ、すいません。気づいたらめちゃくちゃ語ってしまいました。とりあえず私が地衣類に夢中という事をお分かりいただけたかと思います。
こういうね、石とか地衣類とかのことを少し知ると、世界の解像度が少し上がるんです。そういうのって、自然科学に触れた時の、大きな喜びの一つですよね。
ほんでこれ何だと思う?
地衣類の近くにあったんだけど、夢中になって推しを観察してたら気付くの遅れちゃった。なんかすごいぶにゃぶにゃしてそう。こんな自然科学知らない。
軟らかそうだけど、さくらんぼの樹液とかみたく、とろっとしてそうに見えてカチカチの場合もあるしな……。
ちょっとだけ触ってみよう。
……
ぅわぁ…………。
すごいぶにゃぶにゃだった。ぶにゃぶにゃだし、ひんやりしてるし、湿ってる。見た目通りじゃねぇかおめえ。
ちょっと落ち込む感じのぶにゃぶにゃだこれは。皆、おんなじの見付けても触ったらだめだぞ。(※調べたところ、木の中に蛾の幼虫さんがおられ、その影響のようです。)
落ち込んだところで、そろそろ切り上げてバス停に向かいましょう。
あ
石垣も大谷石なんだなぁ。
それで君はなんなん?どういうこと?なんで一部だけそんなことになるんだろう。綺麗な色だなおい。
あと凝灰岩て、穴ぽこぽこ空いてるんだなぁ。なんかイメージ的に、ギュッッッッてされて穴とか全部潰れてかたまった感じなのかと思ってた。
気になるなぁ……凝灰岩の穴が……。気になる……。
■バスの時間になったよ
うろちょろしてたらあっという間にバスの時間になりました。さて、では宇都宮駅に……戻る前に、途中下車してメガドンキに寄りましょう。
「こいつわざわざ宇都宮まで行ってメガドンキに……?」と思われた方、違うんです。あの、「餃子フェステバル」みたいな店があるらしいんですよ、メガドンキの下に。
店名「来らっせ」だったわ。ごめん全然違った。
いやでもやってることは餃子フェステバルなんです。この来らっせは、宇都宮で有名なお店が一同に会しており、ここ一箇所でたくさんの名店の餃子が食べられるとのこと。
なんか、あんま自宅じゃ食べられない感じのがいいな……と思い、こちらにしました。
羽根すげーーー!おいしー!!
宇都宮駅には、お土産だけ売ってる来らっせの店舗があるらしいので、帰りにそこで夫におみやげを買おうと思います。
あ、ここ(メガドンキ)本屋入っとる。行こ。
あ!!森博嗣先生のノベルズでまだ買ってないのを2冊も発見してしまった。買お。これは新刊のチェックを怠っていましたね。
森博嗣先生は『すべてがFになる』の原作者様です。この作品の名前出すと「あ、聞いたことある」って9割方なるの凄いよね。何年前の作品よ。
ん?
森先生の著作で『TRUCK & TROLL』というものを発見してしまいました。
え、しかも京極先生との対談だって。これも買お(皆、京極先生の『鵺の碑』読んだ?佐野は読了に14時間掛かったよ)。
では本も買ったので宇都宮駅まで行きましょう。ここからは歩きです。「馬場通り」という大きい道をまっすぐなので、方向音痴の私といえども迷う心配はありません。
ただ、ちょっと意味が分からないんですが、馬場通りには店頭に猿の生首が飾ってあるお店がありました。
なんか、瓶の中に猿の頭が、こう……。
おもちゃには見えなかったんですよね……。
ちょっと「うわ(引)」てなったし、なんだか写真を撮るのも憚られたので、証拠が何もありません。
宇都宮ってディープな街なんですね。それか、私が白昼夢を見ていたかのどちらかです。
■宇都宮駅に着いたよ
白昼夢は見たものの、10分程で宇都宮に着いたので、さっそく来らっせのお土産屋さんに向かいます。
すでにお目当てのお店は決めております。みんみんと香蘭。以前しるこさんが「みんみんと正嗣が美味しい」と仰ってたのですが、正嗣は来らっせに入ってないのです。(あとはドズル社のぼんじゅうるさんと一緒に召し上がってたのが青源だったな。)香蘭はなんとなくおいしそうと思ってチョイスしました。
保冷用の発泡スチロールの箱が思いのでかくて焦りましたが、問題ありません。BinTRoLLのグッズで大きめのマイバッグがあるのです。
……あ、すごいぴったり入った。ラッキー。
しばらくカフェでぼーーーっとしてたら新幹線の時間になったので、宇都宮駅に別れを告げ、帰路に着きました。さよなら宇都宮……さよなら推しの聖地……。さよなら黎明卿……。
■帰宅&余談
家に着いて夫に採石場跡地めっちゃ面白かったでと写真を見せたところ「ここなんか知ってる」との事。
夫「ここでミュージシャンのMVとか撮影してない?」
私「おお良く分かったな、MVとか映画とかでよく使われているらしい」
夫「やっぱり!和楽器バンドもここで撮ってるよ」
私「えっ!?!?」
わたくし和楽器バンドのファンでして、8年くらい前からファンクラブ入ってるんですよね。(超有名な彼らの千本桜のMVは1億回以上再生されている。)
私の推し活用アカウントの名前は、和楽器バンドのドラムの山葵さんが付けてくださったんです。
何年前だろ、当時山葵さんはライブのとき背中に文字を書くのが定番になってまして、「今回の文字なーんだ」の質問に正解した人に一人ひとりあだ名を付けてくださってたんですね。それに見事正解したという。リプが来るだけでギャーーー!ってなるのにあだ名ですよ、奥さん。私の嬉し度がおわかりになるでしょう。
改めて調べて見たところ……
「ほんとだ!!砂漠の子守唄のMVここじゃん!!」
当時、和楽器バンド史上最も過酷なロケと謳われていたあそこじゃん!!思い出すな、マイナス2度の中、町屋さん(ギター)が裸足で演奏してて凍えて皆から毛布とかかけてもらってたんだよな。
これまた思いがけない方向から「好き」が飛び出してきましたね。
「ここなら俺も行きたかった」とのこと。くっ……柱状節理の時は見向きもしなかったのに……!強い、多方面に強いぞ大谷資料館。
というか和楽器バンド、今年いっぱいで活動休止なんですよね……。
でもいいんだ。今まで彼らからもらったものが無になるわけじゃないもんね。元気で豊かに幸せにみんなが暮らしてくださってたら、それでいいよ。
お土産に買ってきたみんみんと香蘭の餃子はとても美味しかったです。宇都宮餃子って野菜多めなのかな?なんか軽い!いくらでも食べられちゃいそうです。
現地で食べた羽つき餃子も美味しかったなー。
お腹もいっぱいになったことですし、せっかくなので、家にある石の本で凝灰岩について記載されているところを読んでみました。
…………え。めちゃくちゃ大谷石のこと載ってる。読んでたのに頭に残ってなかった……。
ざっと確認したところ、少なくとも3冊の本に載ってました。
すげぇ……有名なんだな大谷石……。浸透ぶりがすごい……。
あと本じゃないんですが、野菜保存袋の成分のところに「大谷石」が入ってました。それ見つけた時はあまりの日常への浸透ぶりに怖くなってしまい、思わず「ヒッ!」と吸うタイプの悲鳴を上げてしまいましたね。
大谷資料館の説明によると、大谷石とは火山の噴火で降り積もった火山灰の堆積岩だそうです。これを凝灰岩といいます。緑色凝灰岩と説明している本もありました。わかる〜薄緑で綺麗だったもん〜。
あっそんで火山灰!!
なんかさ、火山灰が降り積もった=細かい燃えカスみたいになった灰が隙間なくみっしり押しつぶされてるんだと思ってたんですよ。なんとなく。砂岩とか泥岩とかの、みちみちの感じ。
でも見てよこれ。このあわあわ。ぽつぽつ。
ぎゅってなってないのよ。
で、調べてみたところ、これはマグマが噴火する時に発泡した跡だそうです。しゅわしゅわと。炭酸飲料振ったときになるアレ。
で、あと、塊の緑の「なにこれ?」って言ってたやつは軽石っぽいです。
ほーーーーん。なるほどね。灰っていっても粉微塵みたいなやつばかりではないのか。。。
てことで凝灰岩について詳しく知りたいぞと思い、翌日私はちょっとでかめの本屋さんに行きました。
そこで見付けたのがこの本です。
めちゃくちゃ今知りたいこと〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
難しそ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
ほんで9千円か〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
その場ではそっと棚に戻したのですが、どうしても頭から離れません。
が、「高いし難しそうだしどうしようか迷ってる」とこぼしたところ、
地衣類の研究者である田留先生から「買わなかったときと買ったときの幸せの差を考えてみては」とお言葉を頂き、更に地衣類仲間の蓮猫さん(博識)から「本は生活必需品です」と背中を押され、、、
そして手に入れたのが前述のこちらです。
体感、レンガと同じくらいの重量があります。
なお、本(紙)が重いのはコーティングに粘土が使われているかららしいですよ。その昔粘土の授業で習いました。「粘土の授業……?」と思われるかもしれませんが、私の通っていた大学にはあったんです。粘土の授業が。粘土って手に持つとずっっっしり来るもんね。重いわけだ。
内容はやはりめちゃくちゃ難しいですね。もはやちんぷんかんぷと言ってもいいくらいでしょう。
知ってた。薄々勘付いてたけど、これ本ていうか教科書だもん。
でも!投げ出したくならないんです。これは、すでに良い効果を実実感してるからじゃないかと思われます。
今1mmしか読み終えていないのですが、なんとこれだけで手持ちの石の本に対する解像度が上がりました。
今までホヨー(∵)と読み飛ばして頭に入ってなかった情報が、ちゃんと頭に入るようになったのです。
ちょっっっっとずつですが、知識が入ってくるのを実感できてるため、楽しいのかもしれませんね。
この本読み終わるのに5年かかりそうてすが、気長にのんびりやっていこうと思います。
ではでは、このへんで。
佐野あきおでした。
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