ヴェロックスについて
母父アウトブリードのダービー成績(母父ミスプロは除く)
2017 ベストアプローチ 9着
2016 イモータル 15着
2014 アズマシャトル 15着 (母父マルゼンスキー)
2012 ワールドエース 4着
2012 ゴールドシップ 5着
2012 ジャスタウェイ 11着
2011 オルフェーブル 1着
2011 フェイトフルウォー 13着
2010 エイシンフラッシュ 1着
2009 ナカヤマフェスタ 4着
ここ10年で母父アウトブリードの馬は10頭がダービーに出走した。
ダービー馬になったのは、オルフェーブルとエイシンフラッシュの2頭。
中にはゴールドシップ、ナカヤマフェスタ、ジャスタウェイと名馬もいるが、1着までは届いていない。
たった10頭のデータでしかないが、その内5頭がG1を勝っている。驚異のデータである。
この内、皐月賞で3着以内に入ったのは、エイシンフラッシュ、オルフェーブル、ゴールドシップ、ワールドエースの4頭。
2頭が勝利しており、残りの2頭も掲示板には載っている。
今年はヴェロックスが皐月賞2着でここらの馬と同じ成績を残しており、データで見ると、少なくとも掲示板は堅いと見られる。
また、もう既に歴史に残る馬にはなっているが、今後、複数のG1で活躍するのは間違いないだろう。
ヴェロックスはデビュー戦で派手な勝ち方をして注目されたが、その後は中々勝ちきれないレースが続いた。
馬が変わったのは若駒ステークスからで、明らかに馬が成長していた。
また、右回りのコースへの異常な適性を示し、まるでマツリダゴッホのような中山巧者になっていた。
皐月賞ではスローペースで内枠に有利な展開の中、外から捲くり押し切りかけた。
最後にサートゥルナーリアに差されたが、強さを示したレースだった。
この馬のネックはズブいところだが、高速馬場の皐月賞に対応できたので、東京でも大丈夫だと見る。
因みに高速馬場にやられたワールドエースとゴールドシップの皐月賞は大外をブン回す荒れた馬場だった。重馬場から超高速馬場への対応という状況だった。
ヴェロックスから買うという考え方も十分ありうると思う。現時点では単勝を買ってもいいんじゃないかと思っている。