京王杯スプリングカップのマニアな傾向
今週は京王杯スプリングカップです。現在のところ、13頭立ての少頭数の見込みです。土曜日は雨の確率が高く、重馬場になりそうな感じです。
一応、私が考える京王杯のポイントは4つです。
①重馬場でも上がりは速い。
②血統は関係ない
③最内はさほどでもない。
④外国人に注意。
17年のレッドファルクスが勝った時は、勝ちタイムは1分23秒2と遅いタイムでしたが、上がりは33秒7と良馬場とあまり変わらないタイムで走破しました。
重賞だけでなく条件戦などにも言える事で府中の場合、重馬場でも上りが速い傾向にあります。これが、秋などの開催などなら多少は違うかもしれませんが、5月の新緑の時期では、おそらく多少の雨では上りが遅くなる可能性は低いと見ています。
さらに重馬場の場合、母父ミスプロ系の馬がよく活躍します。去年のキャピタルSを勝ったドーヴァー、ジャパンカップを勝ったスワーヴリチャード、今年の共同通信杯で2着に入ったビターエンダーは母父ミスプロ系の馬です。
しかし、京王杯スプリングカップの過去データを見ると、母父ミスプロ系の馬はあまり活躍していません。昨年3着のロジクライ、1昨年の勝ち馬ムーンクエイクくらいです。しかも2頭とも良馬場で雨とは関係なく走っています。
今年は母父ミスプロ系の馬は、ケイアイノーテック、ドーヴァーが出走しますが、重馬場期待での重い印は注意が必要だと思います。
また、父系での血統の偏りを主張される評論家の方もいらっしゃるとは思いますが、特にそれを否定するものではないのでご了承ください。
府中コースというと、最内1枠1番の激走も記憶に残るところです。最近だと東京新聞杯のプリモシーン、ジャパンカップのカレンブーケドールなどが該当します。
これも過去データを見ると、サトノアレス、ロサギガンティアしかいなく特に偏りがあるようには見られません。ただし、内寄りの馬という意味では頻繁に馬券内にはなっていますので、広めの出目傾向としては警戒してもいいと思います。
外国人騎手も過去データを平均するとそれほど活躍していません。しかし、ここ3年は連続で外国人騎手が勝っているので注意が必要だと思います。
ルメールやデムーロ、レーンなどは世界的に見てもトップジョッキーに入る騎手です。以前、来日していた外国人騎手とはレベルが違うと思いますので、注意が必要だと思います。
また、武豊騎手は重馬場を非常に得意としているジョッキーです。最近だと弥生賞のサトノフラッグ、愛知杯2着のアルメリアブルーム、桜花賞2着のレシステンシアなどがあります。秋天皇賞のキタサンブラックなんかも記憶にあるのではないでしょうか。馬場が悪化したら、必ず抑えなければならないジョッキーです。
逆にルメールは重馬場が苦手です。おそらく重馬場の重賞を勝ったことが一度もないような気がします。なので、外国人騎手で注意すべきはデムーロとレーンとなります。
とりあえずザクッとこんな感じで京王杯スプリングカップをイメージしています。