Marqetaマジック: 32の驚きポイントで解明! テクノロジーから戦略まで、新時代の決済プラットフォームの秘密を大公開
記事を閲覧くださりありがとうございます。
こちらの記事はMarqetaのことをよく知らない、Marqetaの今後を知りたい人のために書いた記事なります。
日頃、銘柄を調べるときにどこまで調べたら良いのか分からずダラダラと時間が過ぎてしまいます。そこで、私がMarqetaを調査した結果をこの記事にまとめます。
この記事ではMarqetaに関する情報を32個集めました。
ビジネスや株価指標など様々な観点の情報を集約しています。
リサーチの仕事を5年、youtubeでグロース株についてまとめた動画を配信している私がその能力をフル活用してまとめた情報になります。
Marqetaについて知りたい人はぜひ最後まで読んでください。
Marqetaとは
Marqetaは、アメリカのフィンテック企業であり、グローバルな決済インフラを提供しています。
同社のプラットフォームでは、カード発行や支払い処理、即時発行などのサービスを提供しており、クライアントが独自のカードプログラムを展開することができます。
クラウドネイティブなアーキテクチャを採用しているため、柔軟でスケーラブルなソリューションを提供し、利便性やセキュリティを高めています。
Marqetaの特徴は、決済の自動化やデジタルウォレットのサポートなど、次世代の決済に対応していることです。
企業やスタートアップが革新的な決済サービスを展開する際には、Marqetaが頼れるパートナーとなるでしょう。
Marqetaの株価の推移
Marqetaは、一時31ドル付近まで上昇しましたが、現在は5ドルとなっています。
その理由は簡単で、米国の急速な利上げが行われたからです。
これによって、グロース株のMarqetaは利益を出してる企業ではなかったため、大暴落となりました。
現在も利上げ相場なので、上昇は難しいと思われます。
Marqetaの収益
Marqetaの収益についてみていきます。
2023年Q2の収益です。
売上は、2.3億ドルです。(前年比+24%)
売上総利益は前年同期比8%増の8,500万ドルで、売上総利益率は37%
GAAP基準の純損失は5,900万ドル、調整後EBITDAは82万ドルとなっています。
Marqetaの資産と負債
Marqetaの資産と負債についてまとめます。
いわゆるバランスシートになります。
トータル資産は1770百万ドルで、資産は増加傾向になります。
純資産は1473百万ドルになります。
一方、負債総額ですが297百万ドルと増加傾向になります。
自己資本比率は、83%となっています。
一般的に、自己資本比率が40%以上なら倒産しにくい企業、50%以上なら超優良企業と判断されるので優良企業と判断できるのではないでしょうか。
流動性は、流動資産と流動負債を使って計算します。
流動資産は、1746百万ドル。
流動負債は、282百万ドル。
これらの数値から流動性は、619%と計算できます。
一般的に流動比率は200%が良いとされますが、一般的には130%~150%以上が目安だと言われています。
また、当座資産比率も同じ水準になっていることから、支払い能力も高いと言えます。
Marqetaのキャッシュフロー
続いて、キャッシュフロー見ていきます。
まずは、Operating Cash Flowですが、マイナスになっています。
減少(-)であれば、本来の営業活動に問題がある場合が考えられます。
Investing Cash Flowですが、
投資を続ける企業にとっては、マイナスになることが普通です。
Marqetaは、昨年事業の売却を実施したため、プラスになっています。
Financing Cash Flowは、自社株買いをした影響でマイナスになっています。
キャッシュが2021年に比べて減っていますが、これは自社株買いによる影響が大きく、事業売却益を上回る大きさだったことになります。
また、営業活動をもう少し改善する必要があるかと思います。
Marqetaの顧客数
顧客について、2023年2Qのearning callを読んでみるとわかります。
実際の顧客数についてはわからないですが、
2/3は新規顧客で1/3は他社からの乗り換えによる契約がありました。
また、純新規顧客予約の40%以上が米国以外の市場から来ています。
顧客が増えれば、大きなボリュームを獲得できるため売上の成長が見込めます。
Marqetaの主要顧客
Marqetaは、カード発行プラットフォームとしての役割を果たしており、多岐にわたる顧客層を持っています。彼らのソリューションは、銀行、フィンテック企業、大手テクノロジー企業などが新しい決済製品を迅速に市場に投入できるようサポートしています。
Marqetaのプラットフォームは、特にオンデマンド経済の企業にとって魅力的であり、フードデリバリー、ライドシェア、Eコマースなどの分野で活用されています。
過去には、企業のクライアントとしてBlock (旧称 Square)、Uber、Google、Affirm、DoorDash、JP Morgan、Citi、Goldman Sachs、Instacart、Ramp などが公開されており、これらの企業はMarqetaの技術を使用して、それぞれのビジネスモデルに適合したカード発行と決済プロセスを展開しています。
Blockが売上の大きい部分を占めており、契約の更新が気になるところでしたが、2023年のQ2の決算発表で4年間の契約延長が決まりました。
Marqetaの取扱高(TPV)の推移
Marqetaの売上に直結する取扱高について確認します。
2023年Q2の段階でのTPVは$54B、つまり540億ドルになります。
このボリューム数に対して、売上が2.3億ドルなので、
手数料は約0.42%だとわかります。
成長率は33%と安定成長しているのがわかると思います。
Marqetaの普及状況
Marqetaのプラットフォームは米国を中心に様々な国で利用され、スケーラビリティを活かしたビジネス展開ができています。
2023年2Qのearning callを読んでみると、Marqetaプラットフォームが有効になっている国が40カ国以上となっています。
最近では、ラテンアメリカのバンキング・アズ・ア・サービス・プラットフォームであるFitbankとの提携により、ブラジルへの新たな進出を発表しています。
今後も先進国、新興国での利用を期待して良いと思います。
Marqetaの買収関連情報
Marqetaは、2023年1月に競合するPower Finance, Incを買収しています。
これによって、Marqetaは融資商品に対するビジネスが強化されます。
ここから先は
¥ 250
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?