起業したての経営者に必要なスキルで野球チーム作ってみた
自己紹介
こんにちは。株式会社パンダビジョンという小さな会社を経営している佐野と申します。名前だけでも覚えて帰ってください。
早いもので2期目の決算月を迎えています。
吉本興業を退職して、2019年6月に独立。その後、コロナの影響もありながら、なんとか会社を存続しております。
起業家は「バカサバイバー」
起業する前は、キラキラした世界に思えた「スタートアップ / ベンチャー企業」も、実際は泥臭い世界だったように思います。
マウントをとってくる先輩起業家、創業まもない企業を食い物にするようなコンサルタントまがいの方、足元を見てありえないような条件の発注をする方もいました...。
そんな百鬼夜行を生き抜くには、マインドとして「ナニワ金融道」や「闇金ウシジマくん」の登場人物のように、図太い心も持ち合わせておく必要があるように個人的に感じています。
ということで(?)、僕が実際に必要だと思ったスキルで打順を組んでみました。起業は、そもそも十人十色の世界。自分の頭で考え続けることが大事ですので、あまり参考にはならないとは思いますが、ネタ半分に思って読んでいただけると幸いです。
1番センター「フットワークの良さ」
創業まもない企業はまず、取引先開拓が必要です。クライアントはもちろん、プロジェクトを手伝ってもらうパートナーも探す必要があります。知り合いの紹介や、ビジネスマッチングアプリ、交流会といったものに積極的に出て行って、自分をアピールしていく「フットワークの良さ」がまずは重要に思います。
2番セカンド「事務処理能力」
僕のように一人で起業すると、請求書の発行など経理も契約書の締結も全て自分でやる必要があります。ルーティンの事務作業が疎かになると、ルーズな会社というイメージを持たれかねません。
さらに、創業当初は補助金や助成金も活用していきたいところ。実際、金融機関の融資申し込みも含めて、書類作りはたくさんあります。エクセルやワード、パワーポイントなど器用に使いこなすスキルが必要です。
3番ライト「企画力」
起業すると多くの企業が零細企業からのスタートとなります。仕事を作っていくためには、独自の企画力・提案力が求められます。零細企業だからこそ、競合他社にはないオリジナリティや実現性も求められます。
実際、僕自身も少しでも可能性があると思えば、企画書を作って提案をするようにしていました。最初はサラリーマン時代の癖が抜けず、優等生な面白みのない企画になっていました。例え面白い企画であっても、実現性があるかどうはしっかりと見られます。そのことに気づくのには半年から1年はかかったように思います。
質の高い企画提案を数打ってこそ、ようやく新規のクライアントを獲得できるのです。
4番サード「営業力」
面白い企画を考えても、相手に届かなければ意味がありません。とはいえ、無闇やたらに営業しまくっても成果は薄いです。ターゲットを見据えて、丁寧かつ誠実に営業するスタイルを僕はとっていました。
今でも営業は苦手です。それでも、まずは自分自身を信頼してもらうことで、少しずつ小さな仕事をいただけることが多かったように思います。
営業を代行する会社もありますが、僕はあまりお勧めしません。自力でやることで、自社に足りないものに気付いたり、失敗から学ぶことも多いからです。会社がある程度軌道に乗り、自社のサービス・プロダクトの完成度が高まってから営業代行は検討すべきです。
5番ファースト「人脈(ネットワーク)」
人を大事にすることは、サラリーマンでも起業家でも変わりません。人脈とは会社にとっての財産と言えるもの。大企業・有名企業勤めの方なら、自然と名刺の数は増えていきます。しかし、起業したばかりの零細企業だとそうはいきません。
すぐ仕事につながらなくても、長期的に相手にうるさく思われないようなタイミングでコンタクトをとっていくと良いです。思わぬ形で仕事をご一緒できることが僕自身何度もありました。
6番レフト「信用力」
事業のために金融機関から融資を受けることを検討されている起業家も多いと思います。サラリーマン時代は会社のブランドに頼れていましたが、起業するとほぼ0からのスタート。最初は融資を断られたり、法人口座を作れなかったり、信用力の大事さを感じました。
小さくても仕事をコツコツ積み上げていくことで、信用力は着実に上がります。大企業と取引する時も、信用調査をされることはあるようです。
7番ショート「ブランディング・PR力」
会社を多くの人に知ってもらうこと(PR)。そしてあるべき姿として知ってもらうこと(ブランディング)は、成長していくステージでとても大事に思います。
弊社もブランディングやPRには課題を感じています。まずやれることをやっていこうと思っています。僕自身のSNSやnote、会社のSNS、自社コンテンツ、コーポレートサイト。意外とたくさんの人が見ています。バズ狙いでネタツイートするのも良いですが、ネガティブなことはあまり投稿しないように心がけています。
8番キャッチャー「危機察知能力」
起業して驚いたのが、詐欺まがいの業者や、タダ同然で使い倒そうとする方、仕事をお願いしていても勝手に逃げてしまう人が確かにいます。もちろん、本当に一部の方に限ります。良い顔をして近づいてくる方こそ、本当に信頼して良いのか注意も必要です。第一印象でやばいと思ったら、実際やばかったことは多いです...。
とにかく、トラブルを避けるためには契約書の締結が重要です。
9番ピッチャー「気力・体力」
これが一番大事です。起業するとサラリーマン時代とは違い、休みの概念がなくなります。自分で休む時を決められるのですが、ついつい毎日のように働きがちです。
経営も心技体一体です。体調を崩したり、嫌なことを引きずってしまうと、確実にパフォーマンスは落ちてしまいます。
創業当初は、経営者である自分一人で背負う部分が多いです。なるべく、先発完投できるように、最初から飛ばしすぎずペース配分すること。ピンチを凌いでなんとかゲームを作れるようにと思っています。
自分自身のコントロールをすること。これが簡単なようで難しいです。
最後に
いかがでしたでしょうか? 全然役に立たないと思います(笑)。起業されて成功されている方にとってはツッコミどころ満載かと思います。
起業は100人いれば100通りのやり方があります。自分の実現したいことに向かって頑張るのみです。でも、その前に思わぬトラップや落とし穴もあります。
毎日いいことも悪いこともあります。どちらかというと悪いことの方が多い時代ですが、これから起業する方、起業して奮闘している方にとって少しでも参考になると嬉しいです。
株式会社パンダビジョンにご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
取材依頼もいつでもお待ちしております。
会社名:株式会社パンダビジョン
代表取締役:佐野篤
設立日: 2019年6月3日
所在地:東京都渋谷区代々木
コーポレートサイト:https://panda-vision.co.jp/
お問い合わせ:info@panda-vision.co.jp
こんにちは、株式会社パンダビジョンの佐野と申します!サポートをご検討いただき本当にありがとうございます😭