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山菜料理人見習い 活動日記

内容:山菜アドバイザー西要子さんから『蕗の薹(フキノトウ)』を学ぶ
場所:佐賀県伊万里市
日付:2023年2月17日㈮

 『森の香 菖蒲ご膳』を立ち上げた西要子さんは、佐賀県で唯一の山菜アドバイザーです。今は『菖蒲ご膳』を退かれ、なかなかお会いできません。「山菜料理人見習い」として佐賀に来て一年、やっと年間を通してどんな山菜、野草があるのかが見えてきました。そこで2月は要子さんから『蕗の薹』について学びたいと思い、ご自宅を訪ねました。

伊万里市の某所、この中に『蕗の薹』を見つけられますか?
一度見つけると、目が慣れてきます。
これが『蕗の薹』の葉です。
よく似たこれは『石蕗(ツワブキ)』で、葉に光沢があります。
開きすぎるとアクが強まるそう。これは程よい具合。

要子さんの自宅で「ふきのとう味噌」のコツを教わります。

まずはあらかじめ白味噌と白砂糖を混ぜておきます。『蕗の薹』の鮮やかな黄緑を生かすため、色味の少ない調味料を使用します。
『蕗の薹』をたっぷりの水で洗います。
短時間で茹でられるよう、縦半分に、大きいものは四つ割りにします。
この時、黒ずんだものは取り除きます。鮮やかな黄緑にすること、それが一番気をつけるポイントとのこと。
茹で時間は短め。沸騰した湯に入れ、再び沸いてきたら30秒もしないくらい。
色を保つため、流水で冷まします。風味を保つため、水に長くは漬けません。
軽く絞ってからみじん切りに。空気に触れて変色しないよう、手早く切ります。
今度はしっかり水気を絞ります。
味噌にからめ完成です。すぐにラップでくるみ冷凍することで色や風味を保ちます。

 伊万里市ではちょうど『蕗の薹』が旬でした。『蕗の薹』を見つけるには、『蕗』が伸びている場所を予めチェックしておくこと!『蕗』と『石蕗(ツワブキ)』との違いについても学んだので、これから道端を見る目が変わりそうです。独特の風味が癖になりアレンジも面白そうなので、一部でふきのとう味噌の再現を、残りで色々アレンジしてみたいと思います。

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「低山トレッキングガイド見習い」の天野さんデザイン

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