森岡毅さんからの学び。マーケティングはノウハウだけでは機能しない。機能させる組織が大切な理由
「社員のモチベーションが低い…」
「社長の自分が一番忙しい…」
こんな課題があるとしたら
組織改革をする必要が
あるかもしれません。
企業にとっての“最重要課題”は
「組織改革」である。
これは
USJ・丸亀製麵などの
再建をになった
日本を代表するマーケター
森岡毅氏の言葉です。
USJ再建のときも
彼は組織改革から
着手したといいます。
そこで今回は
日本を代表するマーケター
森岡毅氏が語る
組織づくりの秘訣について
ご紹介します。
…マーケティングは
企業を成功させるために
必要不可欠ともいえる知識です。
しかし森岡氏は
マーケティングは
ノウハウだけでは機能しない。
まずはマーケティングを
“機能させる組織”を
つくることが重要
だといいます。
マーケティングが機能する
組織づくりと
実際に売上を伸ばす
マーケティングの“秘訣”。
森岡毅氏が語る
組織づくりの秘訣。
それは
「ダイバーシティの組織をつくること」
です。
これは
性格や人種等
見た目のダイバーシティーではなく
思考のダイバーシティー。
例えば
「論理的に考えるのが得意な人」
「アイデアを出すのが得意な人」
この2人がそれぞれの得意を発揮し
苦手を補い合うことで
強い組織となります。
森岡氏は
「人には必ず盲点があり
1人の視点では死角ができる。
でも、多様な人が集合すると
盲点が補われて死角が消えていく」
と述べています。
いま、あなたの組織に
課題があるとしたら
この「盲点」を見つけ
それを補ってくれる人を
見つけることによって
その課題は
解決できるでしょう。
しかし
組織が整ったとしても
その売上を伸ばす仕組みがなければ
人材を持て余してしまいます。
社員が能力を発揮し
成果を伸ばし続ける企業は
売上を伸ばす仕組みとして
マーケティングを取り入れています。
つまり
全社員がただ業務をこなすのではなく
・お客さまは、何を求めているのか
・お客さまはなぜ、この商品を買うのか
・購入数を伸ばすためには、何が必要か
など、成果に直結する思考を元に
業務を行っています。
…とはいえ
「どうすれば、その思考を
社員に落とし込めるのか分からない...」
「色々やってみたけど
成果に繋がらなかった」
という方も多いのではないでしょうか。
ズバリ
いま組織で成果を出す
マーケティングの秘訣
3つをお伝えします。
「明確なビジョンとミッションを設定する」
成果を生み出すためには、まず組織の目指すべき方向性を明確にしなければなりません。全社員が共通のビジョンとミッションを共有することで、一丸となって目標達成に向けて進むことができます。「カスタマージャーニーを理解する」
カスタマージャーニーとは、お客様が商品やサービスを知り、購入し、使い続けるまでの全過程のことを指します。これを理解し、お客様がどのように感じ、何を求めているのかを把握することで、より効果的なマーケティング戦略を立てることが可能になります。「データベースマーケティングの活用」
組織の中で集まる様々なデータを活用し、それをもとに効率的で効果的なマーケティングを行います。売上データ、顧客データ、アンケート結果など、取り扱う情報は多岐にわたります。それらを解析し、理解することで、より具体的なマーケティング戦略を立て、具体的な成果を上げることが可能となります。
以上が、組織全体で成果を出すマーケティングの秘訣です。ただし、これらの要素は一度設定すれば終わり、というものではありません。常に市場の変化を捉え、柔軟に対応することが求められます。
そして何よりも、これらの秘訣を組織全体で共有し、理解し、行動に移すことが最も重要です。組織全体が一丸となって行動することで、初めて組織としての大きな成果を生み出すことができるのです。