旅立ちの日が決まった
夫の旅立ちの日が決まった。
10月2日、夫が日本を立つ。
海外への転勤が実現しそう、と告げられてから「絶対に行ける」確約が取れるまで身近な人には秘密だった(とか言いながらnoteに書いてもーてる)。
子どもたちもお互いの両親も知らなかった。
でもようやく出発日も確定し、出発準備としてワクチンも打ち、「絶対に行ける」ことになった。
正直、実感はないが、
それとは裏腹に後2ヶ月しかなくなっている。
会っておきたい人、行っておきたい場所、この際捨てておきたいもの、持っていくもの、やらなければならないこと、書類の整理、海外での生活と仕事についての情報収集。。
夫のカレンダーがやることリストで埋め尽くされていっている。
でも、一番気を揉んでいたことがある。
それは、子どもたちへ何と伝えるかということ。
お父さんが大好きな我が家の3姉弟に1年間お父さんと離れることを何と伝えよう。
今はzoomもあるし、格段に便利になった通信のおかげで世界がボーダーレスなりつつあるとは言え、一緒に遊びに行ったり、一緒に寝たり、抱きしめたり、生活を共にする中でお父さんを感じていたものが急に無くなるとなると、きっと子どもたちの中では不安を感じたり寂しい気持ちが湧き上がってくるだろうと想像していた。
特に上の双子は6歳で、物事をよく分かってきている。
夫も言う前からソワソワ。
かしこまって伝えようとしている&子どもたちが駄々をこね始めた際に説得する言葉を沢山頭の中で考えていた。
でも、両親がソワソワして、遂には説得なんてしようもんなら絶対反発すると思ったので、サラッと気軽な感じで伝えてもらうことにした。
某日。
家でお好み焼きを食べながら。
子どもたちは美味しい美味しいと言いながらお好み焼きを頬張っていた。
夫の顔は「しばらく一緒にご飯食べられないなぁ」という気持ちが現れたなんとも言い難い表情で。言った。
「お父さん、海外行くんよ」
『えっ、どうやって?』
「飛行機で」
『いつ?』
「10月」
『えっいいなー!!!』
『どこ??一人で??』
「一人で」
『えーーー!!!ズルい!!!』
「1年間行くの。お仕事で。」
『えっ⁈会えないの?』
「そうなんよ」
『えーーーーー!!!!』
「でもテレビ電話あるし、毎日お話しできるよ」
『えー!そうなんだー!頑張ってきてねー!』
こんなやり取りだったと思う。
意外とポジティブな反応だった。
もちろん、まだ「分かっていない」部分が多くあるからとも言えるけど。
子どもたちなりに考えたのか、ご飯を食べ終わるや否や別室に行き、折り紙に『おとうさんだいすきだよ がんばってね』ってお別れの手紙を書き始め、お別れのプレゼントを自作し、いつお別れパーティーをするのかと私に耳打ちしてきて、本当にしっかり者たちだなと驚いた。
でも、母は聞き逃さなかったんですよ。
上の子がポロッとこぼした『さみしい…』って言葉を。
そうだよね。
寂しいよね。
でも、決めたの。
夫婦で子どもたちにチャレンジしてる姿を見せるって。
すぐ分からなくても良い。
チャレンジすることで次の扉が開くって、その先にしかないものがあるって、家族で体感してこうね。
あと2ヶ月。
思い切り楽しむぞー。
(あと、断捨離もな…ゾッ)