見出し画像

「戯れ言」思惑通りになったとしても…

何かの本で読んだのか、誰かのブログで読んだのか、それともニュースで観たのか、それさえ忘れてしまったお話し。


ある老夫婦が住む家の前に公園があった。
その公園には午後になると「学童保育」の子供たちが楽しそうに遊びに来る。
普通なら微笑ましい風景だ。
ところが、その家の住人にとっては騒音被害以外のなにものでもなかった。お爺さんは怖い顔で
「うるさい!」
と子供達や保育者を威嚇する。
それでも、その地域にはその公園しか安全に遊べる場所がないのだ。やはり、天気の良い日には、子供達を外で遊ばせてあげたい。
子供達が遊ぶ声には歯止めが利かない。お爺さんは遂に市へ講義申し立てをする。
「子供達を公園で遊ばせるな」
と…。

お爺さんも学童保育の人達も、どちらも自分の方が正しいと思っている。
この結果が、どうなったのか忘れてしまった。

少し調べてみたら、私の記憶が違っていたのか、報道が誤っていたのか、事実はかなり違ったようた。


なんだ……
結局、悪かったのは、間に入った市役所だったんじゃないか。

そして公園は廃止された。

80人以上の児童は外で遊ぶ場所を失い、要望が通ったかに見える講義した一軒の家は、地域で除け者扱いを受けるようになった。
誰も得をしなかった。

私は何を言いたいのだろう。
情報操作?
子供やお年寄りへの思いやり?
市民のことを思わない行政?
税金の無駄遣い?


たった一軒の家の苦情で廃止された公園。
造るのにも壊すのにも費用がかかる。防音対策をするとか他に方法はなかったのだろうか?
いや、政治なんてド素人の私が考える前に、そんな事はとっくに考え討論されていたに違いない。なにしろSDGSを推奨しているのだから。

人生なんて、こんなものかと虚しくなった。
ケ・セラ・セラ

ただ一言だけ言っておこう。

そこに愛はあるんかい?








いいなと思ったら応援しよう!