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「終色」#色見本帖


永遠の眠りへ




泣いてあの月日を取り戻せるのなら
いくらでも泣きませう

でもそれが儚い夢だと知っているから
もう泣くのはやめませう



嘘、大嘘だ。
泣き虫だから、思い出しては泣くだろう。
あぁ、これも嘘。
思い出すって作業は「忘れる」ことから発生する。忘れない、忘れられない…
だから、思い出すことさえも嘘。


漆黒の闇に包まれて、私の骸が粉々に砕け散り、灰になって煙のように消えればいい。
漆黒の闇って何色?
私の最期の色。


(煙になってふわっと消えていく)↓



黒にも闇にも、色々な色があるけれど涙色は決して、していないだろう。

喪服は黒だと決まっているけれど、その「黒」にも色々な色があって、イヤらしい話、お値段が高ければ高い物ほど真の「黒」に近いと聞いた。
金を出せば買える「黒」ではなくて、私の欲しい「黒」は…

天に召すのか地獄に落ちるのか、その時まで分からない?
ううん、ふわっと消えてしまえばいい。

私の最期の色は何色だろう。
出来れば貴方の腕の中で、灰になって消えたかった。報われない夢は夢。
ほんの少しの猜疑心、ほんの少しの時のずれ、ほんの少しの勇気がなくて飛び込めなかった。
私が悪い
私が悪い
私が悪い




後悔と言う涙は枯れる事はない。


#なんのはなしですか

三羽さんの企画に参加させて頂きます。
よろしくお願いします。


所詮、酔っ払いの戯言




ツインソウルなら…
きっと…


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