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「春弦サビ小説」♪IVY STORY


いつもそう。
一番大切な想いは口に出しては言わない。
口から飛び出して、音になって宙に飛ばされたら、
空気と同化して一番大切なモノが、音の粒子になっちゃうやん。

だから、溜めて溜めて溜めて…
それでも溢れ出しそうになったら、
プッて笑いに変えて小出しにするんよ。

オシエテアゲナイ。
アンタが世界で一番好きやって。

その代わり、溜めた想いを白いノートに一気に綴るん。
吐き出した言葉の欠片は文字になり、詩になり、文章に変わっていくんよ。
そしたら音が降ってきて、自然に歌になるん。

恋愛貯金してたんかな?


でも、そんなケチくさい事してたからや!
一番大切な人が逝っちゃった。
何故、言わんかったん?
アンタが世界で一番好きやって。
お星さまになったアンタには、今はもう届かんわ。

枯れていった涙の雫を繋ぎ合わせたら、糊みたいになって星が繋ぎ合わさればいいのに。

でも必ず朝はやって来るん。
だから、私は歌うんよ。
忘れなかった言葉達をかき集めて、ギターにのせて歌うんよ。
この想いが銀河系まで届くようにって。
最愛の想い出のあの木漏れ日の下で。

(約450字)



青央さんの素晴らしい世界観を汚さなければいいよだけれど。感動して書かせて頂きました。

PJさん、小説になっていないかも…。
想いだけで書きました。よろしくお願いしますm(__)m

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