「エッセイ」怠惰への情熱を語る
「めっきり涼しくなりましたね」
と、ありきたりな季節のご挨拶をしてみた(笑)
寒くなった!秋冬物の洋服を出したい。凍えそうだ、風邪を引くかもしれない。
しかし、メンドクサイ!
誰だ?!金も無いのに、あんなに服を買って、造り付けのクローゼット2箇所、タンス二棹に入り切らず、テレビの通販ショッピングの口車に乗せられ
「そうだ!真空パックにしよう!」
と『バキューム どすこい 田中さん』(我が家の掃除機の名前である)の力を借りて、ビニール袋に詰め込んだヤツは?!
私だ…
あの時は我ながら「いい案」だと思ったのだ。
何しろ、某ディノスの製品だ!丈夫である。収納力は抜群!
おまけに場所を取らない。
ほら、こ〜んなにペッチャンコ!
さぁ、しま、しま、しまいま、し、しまいましょう…
うん?
お、重い!
私が詰め込み過ぎたのか、それとも使用方法が間違っているのか?持ち上がるは持ち上がるが、クローゼットの一番上の棚に上がらない(泣)
よっこらしょっ!
渾身の力を振り絞って2袋を棚の上の奥にしまい込んだ(もちろん椅子という文明の利器を使って)
清々しいほどの自己満足の達成感に私は暫し酔いしれた(バカである)
そうね、あれは春だったわね~(遠い目)
それからクソ暑い夏が来てnoteの街の住人になって、あのバカみたいにお高い某ディノスのビニール袋の存在なんてすっかり忘れていたの。
ええ、ほんの数日前まで完ぺきに忘れていたのよ!(大バカである)
寒い!ヒートテックはタンスの中だ。引っ張り出して着てみた。
「あっ〜たかいんだから〜♪」
歳も考えず集めているキティの靴下を履いてみた。
やっぱり暖かかった(山村紅葉ではない)
しかし、オタクと言えども私も社会生活を営む一般国民!
外へは、どうやって出るのだろう?
こうして居る間もチラリとクローゼット上部に目をやる。
チビの私には、まるでそびえ立つ「ベルリンの壁」のように見える。オーバーである。
そうよ!ヒトが悪いのよ!!私のせいじゃないわ(オマエのせいだ)
そもそも人間は完成して産まれて来ない。
この哺乳類の妊娠期間を見て欲しい。
ゾウ 650日
シロナガスクジラ 500日
キリン 460日
ヒト 280日
ゾウなんて二年間も妊娠しているのだ、大変だ。きっと重いことだろう。しかし「完成形」で赤ちゃんは出て来る。
おくるみを巻く事もなく、暫くすると歩き始める。シロナガスクジラも同様だ。ウェットスーツを着せる事も浮き輪をする事もなくスイスイと泳ぎだす。
キリンが寒いからと言ってマフラーを巻いた話を私は知らない。
ところがヒトはどうだろう?
産まれたての赤ちゃんをおくるみで包み、オッパイをあげ、歩き始めるまでに約1年の歳月を費やすのだ。
衣替えの話しは、何処へいったのだろう…
そう!ヒトだ!ヒトだけだ!
「衣食住」と言って、産まれて直ぐに衣装をまとわなければ生きていけないのは。
その為に私は、そびえ立つ「ベルリンの壁」に挑まなければならないのだ。
メンドクサイ
そうだ!明日にしよう!
だって今日も力の限り「イケメンバレー」を応援しなくちゃならないんだもん。
昨日の解説者は若くてポジティブで実に気持ち良かった。でも「ネガティブ解説オッチャン」がクビになったのかと思い一抹の寂しさを覚えた。
私はこの記事で何を言いたかったのだろう。
ヒトは最後まで未完成だという事か?
試験の前に普段ゴチャゴチャの机をあえて整理整頓し始めるこの性格か?
『三児の魂百まで』の証明記事か?
凍えて死んで欲しい
完
三人共、似ていない。実に残念だ(泣)
さて、お昼ご飯を食べよう。
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