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理想の男


いつきさん♡が
居ないと始まらないの


昨夜も飲んだ。
へべれけ、ハチャメチャ、自業自得(苦笑)



【或るスナックの戯れ言】

約三年間、家庭内別居を続けていた常連客のYちゃんが、最近やっと奥様の布団に潜り込んでも
「出ていけ!」
と言われなくなったと喜んでいた。

Yちゃん「もう少しだと思うんだよな〜」
ミユ「そこで、じっと我慢だよ。まだ手を出しちゃダメだからね!」
Yちゃん「分かってるよ〜」

とにかく奥様の温もりがあるベッドで眠れるようになったことが嬉しいらしい。

sanngo「寒くなったからじゃない」
Yちゃん「冷たいなぁ〜、sanngoちゃん」
sanngo「でも本当のことでしょ?」


結婚生活30数年、子ども達が巣立って二人きりになった一軒家に部屋数は余っている。
せっかく二人きりになったのに男はバカだから「浮気」をして、それが奥様にバレた。何処にでもある普通の家庭内のいざこざだけど、当の本人達にしてみれば真剣な話だ。何度も「離婚」を切り出され、その度に平謝りを続けて現在に至っている。
同じベッドで眠ろうとすると

「気持ち悪いから、あっちへ行って」

そう何度も言われたそうだ。
無理もないよね、女の私は、奥様の気持ちがよく分かる。
「もう、今度こそダメかもしれない」
そんな愚痴も何度も聞かされた。
私はその度に答えた。
「多分、まだ大丈夫だと思うよ」

女がヤキモチを妬いてくれている間は、まだ大丈夫だ。関心がなくなった時の方が怖いと思う。

sanngo「ほら、明日も仕事でしょ?◯◯ちゃん(奥様)が怒らないうちに帰ったら?」
Yちゃん「は~い」

仲良くなった常連さんと細く長く付き合うためには、引っ張らない。家庭内の話には、向こうから切り出さない限り首を突っ込まない。
でも相談を持ちかけられたら親身になって聞く。
良い関係を保つために私が心掛けている事だ。

Yちゃん「でもさ、sanngoちゃんが好きになる人って、どんな人?」

突然、帰り際に聞かれた。

sanngo「私が愛していられる人」
Yちゃん「だから〜、それはどんな人なんだよ?」

sanngo「ヒ・ミ・ツ」


夜は更けていった。


出来れば、私だけに優しくて
出来れば、私だけを愛してくれる人
そんな恥ずかしい事言える訳がない(苦笑)
そんな男も居る筈がない。
だから独りがいい。



大丈夫 大丈夫
今すぐに抱きしめて
私がいれば何も要らないと
それだけ言って キスをして

なんてね 嘘だよ ごめんね


洗濯機止まった(笑)
お風呂洗って来ようっと。
じゃぬーん♪





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