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卒業式に思い出す、ひと夏の物語。

先週、娘の卒業式がありました。
 
最近は、卒業証書授与の際、クラスごとに合唱コンクールの録音を流したりして、改めて歌の力ってあるなあと感嘆したり。

終了後お約束の、友達とキャッキャウフフする姿(親には「もう帰っていいよ!」)
に、親としての感慨もひとしおだったり。
 
そんな中、最近観た映画を思い出すということもありました。
 
卒業生の答辞。
長い長い、美しい文章を、流れるように読んでいく声がふと止まり。
 
「一人でやらなきゃだめだと思っていた。でも、仲間がいたから頑張れた。」
 
精一杯再開したけど、涙声。
卒業生も、保護者の中にも、もらい泣きが広がっていました。
 
ワタクシも目頭を熱くしつつ、最近も似たような話で泣いたぞ・・・なんだっけ・・・
と回想していました。
 
◆◆◆
2017年夏公開された「きみの声をとどけたい」。
noteでもおなじみ?の青木俊直さんがキャラクターデザインされたアニメーション映画です。
 
キーとなる劇中歌が、同じような思いを唄うものでした。
 
「叶えたい願いがあるけど、自分の中ではあきらめてた。
 一人だけでできなくちゃダメと思っていたから。
 だけど仲間ができた。支えてくれた。一緒に頑張れた。」
 
といった内容です(念のため要約)
 
映画本編は、そうしたストーリーを縦軸に、
7人の女の子たちの将来への不安や、
なかなか本音でぶつかれないもどかしさに揺れるエピソードを描いた高2年の夏休みのお話。

この作品、登場人物全員が、裏がなく素直!
だからこそいい子を演じることができず、葛藤やぶつかり合うこともある。
おまけに恋バナなしという潔さ。
 
まぶしいなあ、心洗われるなあ、と思っていただけだったのですが……
◆◆◆

卒業式を彩る、映画のような美辞麗句と思いきや、涙に声を詰まらせた卒業生。
 
あの答辞に、読んでいた子の本音の思い出が詰まっていたものであるならば、

娘が過ごした学校生活も、まぶしく、心豊かなものだったのかなあと、勝手に喜ばしく思えたのでした。

 
※映画「きみの声をとどけたい」
ちゃんとした紹介はコチラ(^_^;)↓
https://gyao.yahoo.co.jp/player/00639/v09025/v0896100000000532965/
(3/18現在、下北沢/京都でまだ上映中)

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