雨の降る日は、丸一日家にいられたらいい。だらだらと。
なんでもない日常の、でもわたしにとってnoteに書きたくなるような心動いたことのようなことを、きっと「小さな幸せと」呼ぶのだろう。
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目を覚ますと、窓の外が、薄暗い。
天気予報では、台風が近づいていると言っていた。外は、きっと雨なのだろう。そう思いながら、ねぼけまなこでiPhoneのロック画面を覗き込むと、6:35と表示されていた。
せっかくのお休みだというのに、結局いつもとたいして変わらない時間に目が覚めてしまった。きっとこれは、体に染み付いてしまったものなのだろう。そんなことを考えてふと横を見ると、気持ちよさそうに眠るキミがいた。
はて。わたしは昨夜、いつ眠ったのだろう。
サッカーを見終えた後、せっかくの金曜日なんだからとついだらだらと夜更かしをしながら、最近感じたことのあれこれをぐだぐだと語り合っていたらすっかり日付を超えてしまったのは、覚えている。そして、マッサージをお願いして……
あぁ。人にマッサージを頼んでおいて、その途中で(なんなら、序盤)わたしはぐーすかと眠ってしまったのだ。しかも、朝まで。ちょっと罪悪感を感じつつ、また眠気が襲ってきてそのまま二度寝をした。
お昼頃に目を覚まして、昨夜の残り物をお昼用に作り変えて、映画を見ながらだらだらと食べる。そうするとまた眠気が襲ってきて、一緒にお布団に入ってうとうととする。
昼寝から目が覚めて、「ねぇねぇそういえばさ……」と話を切り出すと、案の定昨夜のわたしはマッサージをされたままストンと眠りに落ちたらしい。
友達とお泊りに行っても「ほんの5秒前まで喋っていたのに、次の瞬間に寝息をたてるよね」なんて言われたことがあるけれど。まさか自分からマッサージを頼んでおいて寝落ちるとは。
あまりの自分のマイペースさに、呆れ果ててしまう。もちろん「とても失礼でごめんなさい」と3度くらい平謝りしたわけです。ですがね、なんて平和なんでしょう。
たまたま台風予報で今日の予定がなくなって、雨だから外に出る気がしなかった。ただそれだけの、眠りに眠り続けた1日を「なんて平和なんだろう」そう思ってパソコンを開いて文に残したくなるんだから、不思議なもんだ。
雨の降る日は、丸一日家にいられたらいい。だらだらと。そんな1日を「平和だ」そう思える心の余裕を、いつまでももって入られたら、もっといい。
そんなことを考えていたら今晩も夜更かしをしてしまいそうだ。