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三方よし
私たちSANKOが大切にしているのは
「三方よし」という考え方です。
当社には企業理念の「三方よし」と
経営理念の「ともに こえて つくる」があり
両者の違いは以前のnote(企業理念と経営理念)でも記載しています。
ここでは我々なりの三方よしについて
述べてみたいと思います。
元々は江戸時代の近江商人に由来し
経営哲学として知られている三方よし。
「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」
三つの視点で取引に関わるすべての人々が
互いに満足することを目指すこの考え方は、
現代においても色褪せることなく
当社をはじめ多くの企業が取り入れています。
有名な企業でいうと伊藤忠商事や丸紅、
伊藤園、本田技研、高島屋など。
そしてSANKOではこの「三方よし」を
そのまま取り入れるだけではなく、
経営理念である「ともに こえて つくる」と
結びつけながら少しずつ進化させています。
SANKOの三方よし
当社の三方よしを一言でいうと
ともに こえて つくる未来のことで
次の三つの要素から成り立っています。
我々:自らを磨き
顧客:お客様とともに輝き
社会:光り輝ける場をつくる
これはSANKOの社名が「三光」に由来しており、
三方を光り輝かせる意味を含んでいるためです。
これらの要素はおのおの独立したものではなく、
経営理念である「ともに こえて つくる」の
実現を支える土台となっています。
まず「我々」において大事なのが
自らを磨くことで輝くと言う考え方です。
少し前に『学習する組織』のディシプリンの一つ
「自己マスタリー」について述べましたが
それとも重なる考え方です。
誰かを輝かせるためには、まず自分を磨く。
自分が先に光を受け取るのではありません。
自ら磨き上げて輝いてく過程において光を放ち、
そうすることで周りを輝かせることができます。
三方よしと伝えた際に
まず「自分(たち)よし!」だと誤解されて
先に得ることばかりに目を向ける人もいますが
私はそうは思いません。
採用面談でも「くれくれ」人物に遭遇した時は
当社に入社しても合わないだろうと思いつつ、
一期一会でも理念の話をするようにしています。
「入社したら何が得られますか?」という発想は
組織への貢献、その先の顧客への価値提供には
程遠い成長過程が目に見えているからです。
大事にしたいことは我々が輝く源泉となり
関わる人たちを光り輝かせ、ともに輝くことで
世の中に光を届けられるという考え方。
そうした光が巡り巡って自分たちのもとに循環し
次の仕事という新たな価値提供の機会をいただき、
改めて我々が輝くことができると思うのです。
「磨き」「輝き」「光」となってまた「輝く」
自然の摂理に適った循環システムが
私たちの三方よしに込められているのです。