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自称・右脳派振り飛車党が将棋ウォーズ初段に憧れてなったはいいけれど何か違った話。
~はじめに~
はじめまして。ドラちゃんと申します。
「ドラえもんが大好きなこどおじちゃん」の略です。
極度の人見知りで職場でも「あ…あ…」しか喋りません。
ネットではほんの少し陽気です。
ぎりぎり結婚でき、妻とかわいい娘たちに囲まれ
人里離れた集落で主にマントヒヒを狩りながら暮らしています。
そんな私が、2020年頃にコロナ流行に伴い外出制限もあり、狩りにも出かけられないし、暇つぶしでやってみるかぁと始めた将棋。舞台の入口はネット将棋のひとつ「将棋ウォーズ」でした。
ほぼ毎日深夜遅くまで顔を真っ赤にし、眠い目をこすりながら指し続ける日々はそこからスタートしたわけです。(今は落ち着きました。)
この記事は、私が2023年5月に将棋ウォーズ初段に到達するまでのサクセスストーリー。
でもなく、はたまた苦労話でもないです。
廃人のようにネット将棋にとりつかれた1人のおじさんが、ほとんどの人において全く参考にならないであろう初段への道程をだらだらと書き綴ります。
<正しい勉強方法を知っておくといい>
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はじめに将棋ウォーズを題材に正しい勉強方針・主要3点を上げときます。(もちろん他にも色々あります。)
①戦法を固定し、理解を深める。
②戦法の理解→対局→振り返りのサイクルの徹底。
③土台となる詰将棋・必至問題の取り組み。
このあたりの話は、「将棋ウォーズ」「初段になるには」で検索すれば適格な助言やアドバイスがたくさん出てくるので自分にあった勉強方法を取り入れることから勧めます。確実ではあるし苦労することも多いですが、実はこれがもう答えといっても過言ではありません。着実に堅実に時間をとってコツコツ積み重ねていく、これが初段への遠いようで近道なのです。
私の記事ではここは特に掘り下げません。
なぜならば、私よりも丁寧に勉強を積み上げて初段になった方々が多くおり、きっとその人たちの方が的確な内容を教えてくれると思うからです。
私は正解のレールに乗れずにどのように溺れてきたかを淡々と語ります。
<「正しさは正解とは違う」と思って寄り道開始>
「正しい方法で努力してもなかなか目標までに達成しない」「じゃあ勉強の方法が悪いのか?私が悪いのか?」「もうマヂ無理。マリカしよ。。」
こんなことを考えて自己肯定感を下げて、将棋が少し嫌いになったことはありませんか?
ただの趣味ですから楽しくいきたいところですが、たかが趣味、されど趣味だから真剣になるもんです。
でも、メンをヘラにするおじさんは私だけで十分です。
(この苦労を何やかんやで楽しめる人が強いと思うとこもありますが。)
『正しい方法がすべて自分の正解とは違うかもしれない』
ここからスタートしてもいいと私は思いました。
完璧には憧れるし心を動かされるけど、共感して自分の言葉にできないこともあるってなんかの漫画にも描いてたし。
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<何が苦手かより何が得意かで自分を知る>
「詰将棋が苦手」「定跡が覚えられない」「対局が怖い」などなど。
苦手意識が前に出て進めない部分はありませんか?
私の場合、タイトルでも少し触れていますが「右脳派」ゆえの苦手が沢山あります。
(右脳派って書くと恰好いいかなと思ってかきましたが単に細かいことを考えるのが苦手なんです。直感とか感覚的なもので捉えがちなだけ。)
~私の苦手なこと~
「局面を考えたり、振り返って課題を整理したのを言語化するのが苦手」
「定跡が覚えられない」「符号が覚えられない」
「極度のあがり症」「持ち時間なくなると頭真っ白になる」
「将棋は好きだけどプロ棋士のタイトルの仕組みとかよく分からない」「よく分からないから将棋好きな人との交流が深まらない」
などが実態で、苦手をあげたら切りがないです。(後半は余談です。)
そこで、何が苦手かより何が好きか?
細かく言うなら、「何が得意か?」に着目し、そこだけをとりあえず伸ばしまくってみる方法でモチベーションを維持しました。
好きな事、楽しい事の方が続きますし、無理なく続くものは時間を重ねられます。移動中や入浴中、トイレに入っている時の隙間時間も好きなら使い出すと思います。
それに辛いものはいつか必ず終わりがきます。
「終わるはずのない愛が途絶えた」と小田さんが歌にするくらいですから、辛いものなんて速攻で終わります。
辛いのに続けられる人は天才か、ただのドMか、将棋を本当に愛している人じゃないでしょうか。
余談はさておき、好きなこと・得意なことを整理しました。
<得意な事>
・ゲーム感覚でできるものは永遠とできる。
・早指しが得意 時間切れ負けが少ない
・新しいもの好き
<得意なことを活かした取り組み・強み>
・詰チャレ・駒サプリ(詰将棋アプリ)を無心で続けられる。
・時間に余裕をもって指せる。終盤慌てない。(⇔頓死が増える)
・戦法を色々試したことで様々な局面を経験できる。
戦法は初めのうちは固定した方がいいと言われていますが、私はコロコロ変えまくっていました。攻めのパターンを多く経験できたのがメリットでした。(はじめの一歩というボクシング漫画の主人公が釣り船屋が実家なのですが、ゆらゆら揺れる釣り船の上でどんな体制でも転ばないし倒れないように自然と体幹が鍛えられたことにより、色んな体制から強打が打てるようになった…というエピソードを参考にしています。)
このように自分の好きを伸ばした結果、
早指し時間切れ勝ち頓死マシーンができあがったわけです。
(……シテ……コロシテ…←感情を覚えた悲しい機械)
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通勤時間とか暇あれば無心でやっています。
<自分のスタイルを活かす勝ち上がり方を考える>
良くも悪くも自分の棋風の骨格ができたので、あとは肉付けをしながら振り返らずに対局数を重ねまくることにしました。
振り返るのは自分が勝った棋譜だけお気に入りにしてニヤニヤしながら見直す時だけ。振り返ってみると、将棋ではなく、「将棋ウォーズ」の攻略として、時間切れ勝ちありきのゲームとして割り切って取り組んでいましたね。
~将棋ウォーズ昇級メモ~
【5~4級】
ある程度ひとつの戦法が使えていれば戦えていました。
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【3級】
中飛車で戸辺先生のこの本を読んで突破!
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DVD解説もわかりやすくて最高!
中飛車ってそこそこ指せるだけでも強力なんですよね。
攻守のバランス感覚が難しいので今はたまにしか指さないですが、この展開に持ち込めば勝率高いという定跡に初めて触れたのも、全部この本のおかげでした。
【2級】
こっから結構きつくなりました。
とりあえず、3手詰ハンドブックで基本の詰みの形を勉強。
あとは「駒の動かし方は知っているけど、手筋知らん」状態の解消に取りかかりました。
「波動拳とか大技は出せるけど、打撃のコンボ知らん」となると、格闘ゲームも強くならない理論です。
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勉強した部分以外は、
早指しで先行逃げ切り将棋(時間切れ勝ちが6,7割)
勝っても負けても残り時間で負けてる将棋はほとんどなかったです。
自慢にもなりませんが当時はそれが自分の強さだと信じて疑っていませんでした。(そうです、これは自慢にはならないのです。)
つらつら書いてますが、深夜まで顔真っ赤にして達成率とにらめっこしながら指しまくってた日々でした。符号は分からないのに夢で駒が動いているのをよく見るようになりました。
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そして、2級から1級にあがろうとした辺りで我が将棋人生に転機が訪れました。
<パパママ将棋サークルからのお誘い>
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日本最大規模のパパママ将棋サークルからのお誘いがあったのです。
実はこのお誘いを受ける前に他の将棋グループのお誘いもあり所属していたのですが、人見知りなのでグループ内での活動も参加できずでした。
自分と同じパパ(ママ)で将棋をやっている人達なら話しやすいかなと思い勇気をもって参加してみました。
<奨励会員の集まりだった(体感)>
早速サークル内棋戦が始まり対局をしました。
無茶苦茶緊張して「血の通った人間と対局するのってこんなに緊張するんだなぁ」と初めて知りました。
(普段のウォーズの対局相手は人間であっても顔も知らないインターネットの海でマッチングした人なのであまり緊張はしないのですが。)
「井の中の蛙大海を知らず されど 沼の深さを知る」状態であった私。
びっくりしたのがサークルに所属している全員のレベルとモチベーションの高さ。
え?みんなこんなに考えて指してるの??え??え?
戦法の理解はおろか、符号もろくに読めない自分。
感想戦も英語の話せない日本人が外人と話している状態。
衝撃でした。みんなこんなに真剣に将棋に取り組んでいるんだ…。
すげー。。
一番思ったのが「1手の重さが全く違う」でしたね。
考え抜いた1手は重いんだ…。自分の1手の軽さを初めて恥じました。
あまりにも自分と違いすぎるメンバーに尊敬と嫉妬の念をかかえきれず
心がバッキバキに折れたあたりでこう思うことにしました。
「みんな、奨励会員なんだ。…そうなんだ……絶対。」
公園のブランコで涙を流し、そうつぶやきました。
<安西先生、手っ取り早く強くなりたいです…。>
サークル入会後、間もなく1級に昇級しました。
2級の後半から三間飛車を取り入れ、サークルの人に刺激されて定跡をかじったりした効果もあったと思います。
(ほどなくして、三間飛車を自分よりも勉強深く指しているサークルの同級である人を見て自信をなくし、三間飛車も指すのをやめました。)
とはいえ1級から初段に上がるのは無理!!!絶対無理!!と確信していました。
サークルのメンバーの芯の通った棋風・勉強法を見かける度に自分の足元がぐらっぐらになっていたのを今でも覚えています。
相変わらず棋書を読むのは苦手なので、やはり辛い努力をしないで手っ取り早く強くなれる方法を真剣に考えました。
答えは簡単でした。
「我流で勉強してきたから初歩的なことを意外に知らない。」
「超基本的なことをつぶしていく」
①そもそも将棋って戦法云々ではなく何考えて指せばいいの?(方針)
②みんなが使っているカッコイイテクニックを知りたい(寄せ)
③超基本的な基礎のおさらい
この3つの勉強をはじめてみました。
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読みやすいものは苦痛にならずに取り組めました。これは個人差があるので、遠慮なく「今読んでも分からないものは無視」でいいと思います。
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少しずつ基本を固めていってから、ほんの少し棋力が安定した感が出てきたのを覚えています。やはり基礎は疎かにできませんね。
漫画、スラムダンクでも赤木キャプテンが基礎の大切さを熱心に指導していましたもんね。
<駒落ちを制する者は対局を制す>
棋力が少し安定したことで調子にのった私は地元の将棋道場や将棋会館での将棋教室(単発)に参加してみたりしました。
「将棋会館の空気を吸うことで、強くなれると思っていたのかなぁ」
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将棋会館や道場ではじめてコマ落ちの対局を経験しましたが、これは絶対やっておいた方がいいと思いました。
今まで戦法ありきの将棋感覚だったのが局面にあわせて駒を組み立てるという感覚を取り入れられました。あと単純に駒に触って対局するのとか、時間をじっくりかけて対局するのとか、異様に生意気な小学生キッズにボコボコにされるのとか、ネット将棋になかった将棋の楽しさを堪能できたのは楽しかったです。
将棋は(,,>᎑<,,)カワイイ*•.❥
<結局闇落ち>
なんだかんだで色々勉強して身に付きました。これで強くなったでしょう。
……が、そんなんで初段になるなら苦労しないわ!
無理無理もう無理やだ!未来に帰る!!!
という、ドラえもんが安心して未来に帰れない状態が続き、食事もろくに取れなくなりました。
そして再び初心に戻りました。
「自分の得意な早指しを貫く。早指し1本でネット将棋の初段になる」
……これです!(クソです。)
外野からの「脳死早指し勢〇ネ!」「そんなんで勝って嬉しいの?」という声援と蔑んだ視線を力に変えて突き進むのみです。GO!GO!!!
<私の3分切れ負け攻略法>
ここからはドラちゃん流早指し戦法をご案内します。
正直書こうと思うことを整理するほど「何やってたんだろ自分…」感がすごいです。後悔せずとも人に勧められない。
良い子は絶対にマネしないでください。
~3切れの心得~
・3切れは時間切らせてなんぼの将棋。(本当は違います。)
・内容ではなく、ルール(時間切れ)で勝つ!を念頭に入れましょう。
・1手1秒。蓄えた時間のリードは大事な局面で使う。
・内容で負けそうなら時間で勝て!とにかくごねろ!
・ボロボロに負けてても1秒差で時間切れ勝ちする将棋を誇れ!
・王手ラッシュ上等。
・受けがうまいと時間も稼げる。
・奇襲を制する者は3切れを制す!
特に最後の「奇襲を制する者は3切れを制す」について、3切れは嬉野流とアヒルが結構多い印象があります。(特に嬉野流)
私は嬉野流をまず自分でかじって指してから、嬉野流の対策を勉強しました。嬉野流は本当の使い手でない限り、かじった程度の相手なら対策を知っていれば楽に勝てます。自分が指していた時も然りで対策を知らない相手だと、にわか嬉野流でも案外刺さったり。
嬉野流と当たった時は高確率で達成率獲得チャンスになっていました。(本当に強い嬉野流に負けた時は逆になんか嬉しかったです。)
加えて重要なポイントである、「シンプルに強い戦法を選択する」
私の場合は定跡同士の戦いになったら勉強差が出るのを嫌い、マイナーで強い戦法ないかな…と漁った結果、今はメジャーな「やばボーズ流」にたどり着きました。所属していたサークルにて主人公感全開で毎日きらきらしている、もぐらさんという方が使っていた影響もあります。
定跡を読み込むのが苦手な自分でも「なんとなくこんな感じ?」という局面をもぐらさんの棋譜をチラ見してマネしていました。
そんなこんなで「早指し力・シンプルで強力な戦法・奇襲を制する」
の3本柱で3切れの初段達成を成しえました!
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稲庭戦法のエフェクト取れたときはめっちゃ嬉しかった。
<私の10秒切れ負け攻略法>
3分切れ負け将棋が初段になったことで軽く燃え尽きました。
「もうこれで終わってもいい。だからありったけを…」と念を使い切ったのです。
しかしながらこうも思いました。
「10秒将棋もどちらかというと早指し将棋だからいけるかも…
いや…僕はついていけるだろうか、時間切れのない世界のスピードに。」
ここで自分の棋風にあわせた作戦を再度立てました。
~10秒切れ負けの作戦~
・時間切れ勝ちの癖を直して、詰める(←真っ当な考えが突然生まれた)
・相手の持ち時間の10秒も自分の時間として考える。
・自分の持ち時間の10秒は相手に与えず早指し(←雲行きが怪しい)
・もっとマイナー戦法で勝ち抜く!
最後の「もっとマイナー戦法で勝ち抜く」は通称、「南海キャンディーズ理論」と私は呼んでいます。
お笑いコンビの南海キャンディーズ、当時は男女コンビが珍しかったので競合する市場相手が少ないから効率的に売っていける…という戦略があったそうで。同じように「あんまり指されていないから、勉強量とか経験値で圧倒されにくい将棋」に持ち込もうという狙いを持ちました。
ここで私は一旦77飛車戦法をかじり、前につまんだやばボーズ流と合わせ最終的には角道もオープンにして、何となくこんな感じでしょ?というふわふわしたマイナー戦法にたどり着き、そこそこはまりました。
もちろん達成率を挙げるのにそんな甘くないことも山ほどありましたが、方針は変えずに序盤で書いたような「困ったら苦痛にならない基本のキを積み上げていく」ことを繰り返しつつ、何とか10秒も初段達成に至りました。
10秒将棋でも割と嬉野流に遭遇して奇襲戦法ハントで達成率を多く稼げたことや時間切れ勝ちも少しあったのが大きかったと思います。
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<私の10分切れ負け攻略法>
いよいよ最終章。10分切れ負けの攻略です。
10秒将棋の初段達成により、時間切れ勝ちの癖を軽く封印できたこともあり詰めまでもっていく将棋の感覚を少し取り戻せていました。
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青本、簡単で手軽に強くなれるのでおすすめ。
10分切れ負けについては残念ながらずるい作戦で初段まで到達できる程甘くはありません。
ここで冒頭で触れた「正しい勉強法」に結局戻るのですが、今までやってきたことも無駄ではなかったわけです。
やっておいた方がいいのは、やられて腹が立つ相手の戦法には対策を持っておくこと。
私の場合、
・右四間飛車
・アヒル戦法
・早石田
・筋違い角
このあたりは一応抑えておきました。
中飛車とかも相手にやられると面倒なので対策を模索していました。
後は、自分と同じ戦法を指している有段者の棋譜を徹底的にパクる。
これも結構有効でした。自分より強い人の序盤を真似することでいつもよりうまく指せるような気がしました。
後は、振り返りですかね。
「自分の敗因となったと思われる箇所の前後」「仕掛け方が分からなかった場面」などだけでもチラッと見直しておくと役立ちます。
<それでもオカルトに頼りたい>
まじめな話は頭が良い人に任せるとして、やっぱりなんか抜け道はないか…と真剣に悩みました。
そこでこれです。
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『スプラトゥーンの法則から学ぶ』
スプラトゥーンとはご存じ任天堂から発売されている国民的大人気ゲームです。大人も子供もおねえさんも熱中している知る人ぞ知る、なイカしたゲームなのです。
その法則から学ぶというのは、オンラインマッチングでの相手の強さが同じレベル内でも時間帯によって明らかに違うこと。(個人の感想です。)
将棋ウォーズの場合は確か内部レーティング的なものがあったと思うのですが、それでも時間帯によってのマッチングの差はでると思います。
また、イベントの時期はいつもより強い相手と当たりがちなので気を付ける必要もあります。
そこで基本はイベントの時を避け、どの時間帯が勝ちやすいかを自分の中で考えてみました。
AM4:00~6:00
早朝組・夜更かし組が入り乱れる時間帯。夜更かし組は連戦もしてて雑な将棋を指している場合がある。早朝組は強い人が多い印象。
AM7:00~9:00
社会人は通勤の時間帯、学生は通学の時間帯。
この時間帯は朝起きて、しっかり朝ごはんを食べて脳が元気な時間帯だから強い相手とも当たる印象。
AM10:00~12:00
平日休みや在宅ワークでさぼってる人がフレッシュな頭で対局している印象。強い人とあたりがち。
PM12:00~13:00
昼休みの時間帯。午前中にどれだけ疲れたか、会社勤めの人は対局中に呼び出されないか等、対局者の環境によってばらつきがある時間帯。
PM13:00~17:00
午後半休や外回り移動中の人が指す時間帯。または学生がお昼をたべて元気に午後も頑張るか!って指してる印象。特におやつの時間帯は甘いものを食べて糖分が頭に回っているから順当に強い人とあたりがち。
PM17:00~19:00
帰宅途中の移動時間や夕食前のすきま時間に指す時間帯。狙いのひとつ。
今日も1日疲れました…と疲れた脳で対局している人が多い印象。
PM19:00~21:00
夕飯を食べて元気いっぱいの時間帯。順当に強い人と当たる。
PM21:00~0:00
遅くまでお仕事お疲れ様でしたな社会人が帰ってきたり、子どもが寝たから自由時間の大人が過ごす時間帯。1日の終わりに本気を出す人が多いので危険。
AM0:00~2:00
明日におびえて指し続ける人。お酒を飲みながら指し続ける人。対局に負けて顔真っ赤な人が廃指ししている時間帯。雑な将棋の人がちらほらでてくるけど、自分も大概ひどい時間帯。
AM2:00~4:00
寝落ちするまで指し続ける時間帯。もう勝負とかどうでもよくなってくる。カオスな時間帯なのでおすすめはしない。
…こんな感じでしょうか。
自分の時間帯毎のコンディションと当たるであろう層のコンディションを予想して自分なりに勝ちやすい時間帯を考えた結果、夕方に帰りの電車の中で座れたら勝率高いかもという結論に至りました。もちろん、その時間帯に自分がくたくたであっては意味がないので対局相手の強さ設定を「おまかせ」から「少し弱い」に変える調整も場合によっては必要です。
実際に昇段できたのは仕事帰りの電車内、そして対局相手の戦法は「嬉野流」、設定は「少し弱い」。
最後の最後は作戦的中といった感じでした。
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尊敬する忍者先生にもお祝いをしてもらえました。ファンザーイ!!
<自分が思い描いた初段じゃなかった>
初段になって嬉しかったのと反面、「なんか…自分…違うんだよな…」という違和感がずっと拭えませんでした。
そんある日、サークルのメンバーが初段昇段記事を投稿しました。
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読んで思いました。
「心・技・体」が揃ってる…!
初段の「心・技・体」が揃ってるよぉおお…!
うああああああ!!!!(椅子から転げ落ちる)
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抜け道とか近道を選ぼうなんて発想は一切なく、友達対局も積極的に行い、ちゃんと振り返りをこつこつ続け、人からのアドバイスをきちんと取り入れ、PDCAサイクルがきちんとなされたお方なのです。
まぶしすぎて隠れたくなりました。
~まとめ~
拙い記事をご覧いただきありがとうございました。
最後に、私が学んだ初段に向けての三大原則をお伝えします。
『友情!』
昇段に向けて懸命に努力している友達を作りましょう。
迷ったり立ち止まったりしそうな時は横を見ると同じように苦しんだり楽しく指している仲間がいます。そして自分に足りないものは何かを気付かせてくれるきっかけを与えてくれます。
『努力!!』
正しい努力をしましょう。正しく努力することは今後の棋力の伸びに関わります。正しい努力を知ることも強さです。目先の達成率に目を奪われ間違った努力をすると、必ずどこかで成長が止まり伸び悩みます。
今の私のように………ね!!
『勝利!!!』
勝利をつかみ取りましょう。傷つくことを恐れず、達成率にこだわらず、勝利に対して貪欲であり、負けることの痛み、あの日の悲しみさえ、あの日の苦しみさえ、そのすべては勝利のために・・!!!
だってそう、俺たちの戦いはこれからなんだ!!!!!!!
3年間ありがとうございました。
ドラちゃん先生の次回作にご期待ください。
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