「山陰経済新聞」令和6年10月8・18日(上・中旬合併号)HEAD LINE
米子商工会議所は、夜の飲食街活性化を目的に「まちバル」を9月30日から10月5日に開催。米子駅前と朝日町・角盤町で計50店舗が参加し、延べ2000人超が来場。今回からチケットレスでの参加に変更し、スタンプラリーや特典も用意。コロナ禍で冷えた飲食街の復興を目指し、ナイトエコノミーの推進を図っている。
鳥取県の来春高卒求人倍率は2.65倍で、前年同期より0.12ポイント低下しました。就職希望者は増えたものの、求人数が減少したためです。業種別では建設業や卸・小売業が増加し、製造業や宿泊・飲食業が減少しました。
2024年度上半期(4~9月)の企業倒産は5,095件で前年同期比17.8%増、10年ぶりに5千件を超えました。負債総額は1兆3,754億円で減少。特にサービス業や建設業で増加し、人手不足や資材高騰が要因です。
9月の日銀短観によると、山陰地区の全産業の業況判断は改善傾向にあるものの、製造業は低迷が続き、輸送・業務用機械分野が弱含んでいます。非製造業は季節商品や宿泊・飲食サービスの需要増で好調です。一方、全産業でコスト上昇が影響し、収益は5年ぶりに下方修正。設備投資も3年ぶりに減少が予想されています。また、雇用面では非製造業を中心に人手不足が深刻化しています。