燃費の良い人
昨年は色々な制限があって、ほんとに大変だった。
やる事が無くなるとゆう事の経験
これは初めての経験だった。
やることがあり過ぎる時のしんどさとはまた違う、なんともやりようのない苦しみ。
鬱病とか、自分には無縁だと思っていたけれど、もしかしたらコレはちょっとそうなのかと思ってしまう程、際どい状況に置かれた。
でもどうにか切り抜けれた自分がいる。私の切り抜け方が良いのか悪いのか、全ての人に当てはまるのかはさておき、やった事を言うと
「取り敢えず何でも良いから出来そうな事に手を出す」事。
家の中に居るだけじゃ絶対に悪化する。
私がやったのは、地域の餅加工の仕事に行って見る事。餅の加工は毎年年末に行われる事業で、やれば給料が出る。
とても安いのだけれど、加工品製造だから、コロナ下でも仕事が激減する事が無くて、注文が来るのだ。
こうゆう話をすると、「低賃金の仕事になんか行きたくない」とゆう人も居るのかもしれないけれど、私が言いたいのはそこなのだ。
家に居て悩んでいるうちは、とても苦しいし解決なんてしないけど、こうして何でも良いから近くの出来ることから手を出してみると、一歩前に進む。
この仕事には将来性があるかとか細かいことなんてどうでもいいのだ。
雪かきでもいい。
やってもやっても、先行きしなくて解決策が見つからない事だらけの事に疲れたら、雪かきをするとスッキリする。
目の前にある大量の雪を、どんどんと川に落としていく、すると、どんどん地面が現れて、自分がほった所だけは春になる。
すると、身体が温まって、程よく疲れて、お腹が空いて、お味噌汁とご飯だけでもめちゃくちゃ美味しい。
基本人間はコレでいい。
やる事を済ませて、疲れて、食べて、そして寝る。
これをどれだけ低コストで出来るのか、そこにどれだけの喜びを感じられるのか、これが土台だからだ。
その「やる事」を何にするのかで、沢山お金がもらえるか少ししかもらえないかが決まるのだけど、そこは味噌汁とご飯だけで幸せを感じられる様にしとけば自由自在に選べる。
意外と報酬がある時は、それを何に使うと1番良いのか考える。
食べたいものを買うのか、寒さに耐えられる服を買うのか、次なる試練に備えて使わないで置くのか。
自分の状況を良く考えて使う。
取り敢えず何でも良いから、この循環だけはやめない様にする事が大事なのだ。
どんな仕事も、馬鹿にしてはいけない。
馬鹿にするほど不要なら、仕事にはなっていないはずだから。
そしてひとつひとつ、知らない事を覚えていく、何歳になっても、やったことが無い事にチャレンジしてみる。
そうして、色々な事を経験済みにしていく事で、社会へのハードルを下げていく。
いつ自分の仕事が無くなるか分からなくて不安で不安で死にそうな人は、どうかこれを覚えておいて欲しい。
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