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【話のネタ】なぞかけ短歌

ふたつ文字 牛の角文字 直ぐな文字 ゆがみ文字とぞ 君は覚ゆる

こんな短歌が
吉田兼好の『徒然草』のなかにあります。

どういう意味か分かりますか?

場面としては、
幼い娘が父に向けた俳句となっています。

意味としては、
『こいしく』そのようにあなたのことを思われます。

ってなります。
パパ会いたいよ~
ってことだと私は思うのですが
間違っているかもしれません笑

しかし言いたいことはそこではなくて
問題はなぜ『こいしく』なのかということです。
なぜかというと

ふたつ文字
➡点をふたつ打つ文字が『こ』

牛の角文字
➡牛の角みたいな文字が『い』

直ぐ(すぐ)な文字
➡まっすぐな文字が『し』

ゆがみ文字
➡曲がった文字が『く』

という風に
昔は文字を教わっていたので
それを俳句に使ったんですね。

実に可愛らしい!

ちなみにこのふたつ文字とか牛の角文字なんかは
いろんな短歌で実際に使われている
意外とメジャーな表現になります。

こういうのスキ!笑


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