#ペッパーズ・ゴースト

画像1 飛沫感染で未来が見える中学教師がトラブルに巻き込まれる、伊坂幸太郎氏が得意とするエンタメ小説。コロナ禍で書かれた作品らしく、当時は飛沫の文字、響きだけで恐怖を感じたものだが、ネガティブな要素を置き換えてエンタメに仕立て上げる伊坂氏の発想には驚かされる。今朝の朝刊に新作について語る伊坂氏がいた。東日本大震災以降、エンタメ路線への思いを強くしたそうで、本作の終わり方もテロを扱いながら嫌な感じはしない。むしろ救いがある。また物事を多面的に見る重要性も改めて提示されている。視点を広げて物を見る。大切だ✨

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