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#深夜生命線をそっと足す
燃え殻さんから生きる勇気をもらえたこと
作家の燃え殻さんとAV監督の二村ヒトシさんのラジオ番組『夜のまたたび』を書籍化した一冊。燃え殻さんの悩みを、柔らかく解きほぐしていく聞き手の二村さんの「聞く力」が心地よかったです。
安易に肯定も否定もせず。そっと耳を傾ける。それでいて、時折はさまれる武勇伝と、オリジナルの意見、考え方。
遠くを見てる
ムーミンとスナフキンの話は面白かったなあ。そうなんですよね。人は見ているようで見ていない人に興味を持つ。
まさに、憧れってそういう感じ、カタチですよね。こちらが一方的に見ているけど、相手は見ていない。
見ているのは遠くだけ。そこがカッコよく、そうなりたいと思うんですよね。
ボクがこれまで憧れてきた人もそうでした。遠くを見ていました。だからカッコよくて、少しでも近づきたいと思って。どうにか努力しているけど、その背中は遠くて。だから、また憧れて。その無限のループが嫌いじゃない。
書くのは癒し
ボクも燃え殻さんと一緒なんですよね。色々な薬を飲んでいるけれども、結局は書くことが一番のクスリなんですよね。
だから売れようと、お金が発生しようとしまいと、これはプロとして失格かもしれないけども、とにかく死ぬまで書き続けるんだろうなあって。
だから、このエッセイの最後に「今日も呼吸ができました」と書いているわけで。単なる定型文ではなくて、本当に呼吸ができたと感じるんですよね。
ありがたいことに最近は本業が忙しく、週末まで体力がもたずにnoteの更新率が下がっているわけですが、そうなるとやっぱり苦しくなるというか、物足りなくなるんですよね。
週末は楽しいんだけど、週明けの仕事で文章で書けることが楽しすぎて、早く土日よ終われって。そんな心境、サッカーに携わっている時以来。
それだけ仕事がもらえているし、書くことがあふれている職場に感謝。その感謝の気持ちが、きっとクオリティを上げているのだと思う。
相変わらず苦心して書いたものを見返すと、こうしておけば良かったなと思うコトがあって凹むけれども、以前ほどには引きずらなくなったかなと。
書くことは呼吸であり、癒しでもある。これはこれからも変わらず、ずっと大切にしていきたい。
燃え殻が言うように書く場所がなくったっていいんですよね。金原ひとみさんのように短文でもいいから書くってことは変わらないんだろうなあ。
それが一つだけでもあるって良い人生ですよ。ハッピーです。
おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう。