#中日ドラゴンズが優勝できなくても愛される理由
スポーツと密接な関係にある地域性。その時点で綴られた中日。常勝の落合政権よりも、連続最下位の立浪政権の方が観客動員数で勝っていることに驚いた。勝つことが最大のファンサービスの落合と、新聞社が土台ゆえに販売店へ配慮した星野、高木とのコントラスト。そして今の低迷へのリンク。良書です✨
目先の勝利、一年一年が勝負と考え、自分が監督の時だけに注力した落合。二度、三度と復職する先を見据えたチーム作りをした星野。星野、山田の遺産で勝てたと言われる落合。即戦力にこだわり、未来を見据えなかった落合の負の遺産の清算さんから取り組んでいる立浪。恐らく落合は中日新聞の派閥争いなどから、自分がチームを預かることは二度とないと見ていた節があり、つまりは自分が実権を握っている時にだけ成績を残せば問題ないと考えていたように思える。当然ながら自分の後に不調に喘ぐ時期が来ることも予想していたはず。ドラフト、地域性、人間関係。プロ野球は、まだ昭和の匂いが色濃いスポーツ。その匂いを味わいたい時は、こういった考察本がオススメだ✨
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