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お財布とリペアと愛着とワタシ

捨てないというスタンスについて

一から作るのは労力がいるけど、直すのも結構大変。ボクの仕事ではリライトが、それに当たります。

誰かが作った文章を読みやすくしたり、ニュアンスを変えて少し見せ方を変えたり。一から作るのに比べると楽に見えるけども、書くジャンルや企業を調べる、文章全体の構成を考える、などの工程にそれほど違いはありません。

もちろん工数(この言葉、苦手です、、、)は減るけども、やることのベースは変わらないわけです。見た目ほど簡単じゃないんですよね。

リペア(修理)にも同じことが言えると思います。先日、春に買ったばかりのお財布の、小銭を入れる部分の取っ手が千切れてしまいました。

買ったばかりなのに……ちょっと不良品なんじゃないの?と疑問を抱きましたが、修理を依頼した沼垂のKADOさん

「うーん、どうでしょうね。こここはよく使うところだから、それが原因かもしれませんよ」

と、作り手の気持ちに配慮した見解を示してくれました。

なるほど!モノにばかり責任を押し付けていた自分を恥じたのでした。そして、KADOさんのモノへの愛情に感動したのでした。

KADOさんは新潟市沼垂の、名前の通り道の角にあるリペア専門店。靴も、バッグも、ボクがお願いした革製品も、なんでもござれなのです。

妻は長年つかっているブーツのリペアを依頼しています。夫婦でお世話になっています。

モノがあふれ、使い捨てが当たり前の昨今。100均だから……それほど高くないから……そんな思いで買っては捨てての繰り返し。ボクも例外ではありません。

安い高いに関わらず、愛着があるモノは出来る限り長く使いたいですよね。うちの妻のブーツのように。

そこでリペアという選択。いいモノを、いい状態のまま使い続ける。状態が良ければ頻繁に買い替える必要も、使い捨てることもなくなりますよね。

流行に弱く、新しいモノに目がないボクですが、愛着を抱いて使い続けているモノは状態を保ち、10年、20年先まで持っていられるようにしたいと思ったのでした。

KADOさんのモノと、仕事へのスタンスから学んだのでした。お財布の修理も、リペアの大切さに気付かせてくれたことにも感謝なのです。ありがとうございました。

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!

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