音楽デュオ 「hatao&nami」の音楽を聴いて思うことをつらつら語る
hatao&namiは、2011年に結成された日本の音楽デュオです。ケルトや北欧の笛を自在に操る驚異的なhatao氏と、ピアノやハープなどで縦横無尽に駆け巡るnami氏という、最強のタッグです。
hatao&namiの素晴らしさ
hatao&namiの音楽を語ろうとすると、「美しさ」や「強さ」などといった言葉での描写には限界を感じます。自分の語彙力や文章力では追いつかず、文章が陳腐になるのを感じます。素人が語り尽くせるものではないのは当然なのですが。うまくまとめられないので、ちょっと箇条書きにしてみます。
・音楽ジャンルのくくりというものが、いかに無意味なものかを改めて考えさせられます。
・一曲の聴きごたえ、ワンフレーズごとの凝縮感、緻密さ、グルーブ感に圧倒されます。
・個人的には、一つの音の出だしから、消えていくまでのその過程、前後の無音の間、残響、息遣いまで、一つ残らず彼らの意志が感じられるように思います。
・いわゆるアイリッシュパブで演奏されるようなトラディショナルなスタイルとは全く違う音質に感じます。音の艶やまろやかさ、暖かさ、響き。上質さ、品があり、技巧的。
・民族音楽をもとにしたものや、メンバー自身が作曲したもの、古楽やバロック音楽などからインスピレーションを受けているような曲など、テイストや曲調、テンポなどの幅が広く、バラエティに富んでいます。
・簡単にはノれない曲もあります。簡単には理解できない曲もあります。「アイリッシュ」とか、「ニューエイジ」「イージーリスニング音楽」、また、「クラシックをオマージュした癒し系音楽」などとは全く次元が違うのだから、当然です。彼らの音楽は何年に渡って聴き続けていても、聴き応えが少しも失われないと感じます。つまり、同じ一曲を取っても、毎回違う聴き方をすることができます。
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