【歌詞和訳】 Bjork 「Ancestress」
My skull is my cathedral
私の頭蓋骨が聖堂となり
Where this matrimort takes place
この儀式が行われる
When I was a girl, she sang for me
私が少女の頃、彼女が歌ってくれた
In falsetto lullabies with sincerity
ファルセットで心を込めた子守唄を
I thank her for her integrity
その一点の曇もない愛に感謝をしている
My ancestress' clock is ticking
母に残された時が刻まれ
Her once vibrant rebellion is fading
彼女のかつての生気に満ちた反骨心は消えつつある
I am her hope-keeper
私は彼女の希望を受け継ぐもの
Assure hope is there
私がしっかりと希望を受け継ぐ
At, at all times
何時も
My ancestress has left all manners
母は生き様を残していった
Her pulsating skin rebelling
彼女は怒りに震え脈を浮き上がらせる
The doctors she despised
彼女は医師たちを拒んでいた
Placed a pacemaker inside her
しかしペースメーカは埋め込まれた
When you're out of time
死期が近づいて
Oh, how you look back changes
あぁ、あなたはどう病状を顧みていたのだろう
Did you punish us for leaving?
私達をこの世を去ることで非難したのか?
Are you sure we hurt you?
まさか私達があなたを傷つけるとでも?
Was it just not "living"?
ただ生き長らえられなかっただけなのか?
She had idiosyncratic sense of rhythm
彼女は特異なリズムを持っていた
Dyslexia, the ultimate freeform
ディスレクシア(発達性読み書き障害)、究極の自由の形態
She invents words and adds syllables
彼女は言葉を生み出し、音節を付け足す
Hand-writing, language all her own
手記はすべて彼女自身の言語で綴られる
I don't have that story in my mouth
私の口ではその物語を語れない
When you die, you bring with you what you've given
ここで死んでしまえば、あなた自身で抱えたままで私達には届かない
The machine of her breathed all night
夜通し人工呼吸器が稼働している
While she rested
病床にて
Revealed her resilience
回復の兆し
And then it, it didn't
それは、それはなかった
You see with your own eyes
あなたはあなた自身の目で見ているが
But hear with your mother's
あなたの母の耳で聞いている
There's fear of being absorbed
魂を引き寄せられてしまうのではないかと恐れている
By the other
この世のものでないものに
By now, we share the same flesh
今まで、私達は同じ肉体を分かち、
As much as I tried to escape it
それと同時に、そこから逃れようとしていた
This is no mediocre debris
これはただ朽ちた残骸ではない
My ancestress this is
これは私の来た道、私の祖先、母
The odour of our final parting
「最後の別れの香り
Those have been
いにしえから存在する
The perfumes of separation
幽離の香水
For centuries
何世紀にも渡って
The perfumes of separation
幽離の香水
For centuries
何世紀にも渡って
Ancestress
祖先たち」
Nature wrote this psalm
自然がこの詩篇を綴れば
It expands this realm
異世界との境が垣間見え
Translucent skin let go of
透けた肌が離れていく
A cold palm embalmed
防腐処理された冷たい手のひらから
詩を理解したかったので自分なりに翻訳してみました。
まちがっている部分、違う解釈の場合あれば教えて下さい。
直訳でニュアンスが分かりづらい場合は意訳してます。
cdについた翻訳等は詩の世界観からかけ離れたものが多いので
できるだけ曲の雰囲気を壊さず、日本語としても伝わりやすいように書いています。
※曲を聴いた時、気づいた修正点などあるので訳の内容は度々変更しています。
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