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#創作大賞感想 たった ひとりの恋物語
著者:@ヤマネコさん
#お仕事小説部門にエントリーされているヤマネコさんの作品を読ませていただきました。
ゴミの清掃員をする男、ゴミはゴミらしく生きろよ、と周りからも厳しい扱いを受けながら生きています。 さらに悲しい事件が彼を襲います。
ゴミ収集を仕事にする彼の目に飛び込んできたものは、かつての恋人である田中 明(たなか あき)が自殺したとのニュース。弘毅は、明との昔語った自分たちの夢を思い出し、再度、人生の新しい一歩を踏み出す。
私、普段は暗く重いストーリーをあまり読みません。
でもこの作品は、主人公の泥臭いながらもその中で葛藤する姿にわずかに光が見えるような気がして、最後までハラハラと読み進めました。
本当にこんな仕事あるのかな、あるんだろうな、と思うような恐ろしい現実がリアルに描写されています。でも希望の光のようなものはわずかに灯り続けて消えない。
主人公は光の方へ進んでるのかそうじゃない方に進んでいるのか…?過去と現在と、空想と、色々な世界線へ飛び回りながら物語が進んでいきます。
幸せってなんだろう。
夢って?希望って?理想って?
色々な事を考えさせられながら読ませていただきました。
お仕事小説であり、恋愛小説であり、ミステリー小説でもある本作、楽しませていただきました!
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