小さくて弱くて、愛すべき存在
新刀剣男士がワンフェス2019で発表されたそうで、ネットで話題になっていた。
狐っぽいものを肩に乗せたシルエットと、
「あるじさま、あるがままの歴史をお守りください」
というボイスが公開されたとか。
個人的には正宗っぽいシルエットと狐、cv.おそらく下野紘さんという情報、大きい子の鍛刀は資源減るからできれば避けたいという願望などから、伏見正宗説を推す(新刀剣予想、当たった試しがないけれど)。
「あるじさま、あるがままの歴史をお守りください」
刀剣乱舞というゲームの世界観には多少の闇を感じるものの、刀剣男士という存在からは、包み込むような優しさ、あたたかさがあふれているように思う。
人は時に間違うし、醜い争いをすることもある。
凄惨な戦や殺し合いも歴史には多く存在しているし、今もなお人は人を傷つけ、虐げ、殺すことを止められない。
過去を悔やみ、未来を愁い、今を生きる人間に、「あるがまま」を望む刀剣男士の優しさはとてもあたたかく、そしてどこか切ない。
人は自らを肯定するのが苦手な生き物なのかもしれない。
自分で自分を褒めたいと思っても、あれやこれやと余計なことを考えてしまったり、卑屈になったりすることもある。
様々な柵にとらわれ、自分を、自分たちをなかなか認めてあげられない。
だけど、誰かから認められたいし、そのままで、あるがままでいいと、誰かから言ってもらいたい。
それなのに、他人からそう言われても、素直に受け止められないこともある。
だからこそ、刀剣男士という「神様」の優しさが泣きたくなるくらいに嬉しかった。
小さく、醜く、弱い存在だけれども、私たちは愛されている。
そのことを、嬉しく思う。
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