考えたこと、感じたことを書いております。

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最近の記事

おもしろきこともなき世をおもしろく

座右の銘、と言うとカッコつけ過ぎかなとも思うのだが、私は高杉晋作の遺したこの言葉が好きだ。 高杉晋作をはじめとする幕末の志士達は、多くの小説や映画、ドラマの題材として取り上げられてきた。 若くして決意し、大きなものと戦った彼らの人生は、脚色はあるだろうが、ドラマチックなものだと感じる。 そんな、ドラマチックな人生を歩んだように見える、物語の主人公格だと思っていた人物が、自分の生きた世の中を「おもしろきこともなき世」と言った。 後々の人間からしたら高杉も彼が生きた世の中もドラ

    • みんなちがって、みんないい

      多様性について考えさせられるようなテレビ番組を、最近よく見かける。 「私とあなたは違う存在」 そんなのは当たり前だと思う反面、当たり前過ぎて忘れてしまいそうにもなる。 審神者業を始めてから私は趣味が増えた。 休みの日に博物館や美術館によく行くようになった。 刀を見るために出掛けるのは楽しくてならない。 そうして出かけた先々で、地元とはまったく違う街の様子が見られるのも面白い。 刀について、歴史について、日本の文化について、古くからある伝承、祭事、慣習、伝統芸能……考えてみる

      • 小さくて弱くて、愛すべき存在

        新刀剣男士がワンフェス2019で発表されたそうで、ネットで話題になっていた。 狐っぽいものを肩に乗せたシルエットと、 「あるじさま、あるがままの歴史をお守りください」 というボイスが公開されたとか。 個人的には正宗っぽいシルエットと狐、cv.おそらく下野紘さんという情報、大きい子の鍛刀は資源減るからできれば避けたいという願望などから、伏見正宗説を推す(新刀剣予想、当たった試しがないけれど)。 「あるじさま、あるがままの歴史をお守りください」 刀剣乱舞というゲームの世界

        • 『映画 刀剣乱舞』を踏まえて「とうらぶ」の世界を考察してみた

          刀剣乱舞の図録やメディアミックスなどに出てくる 「物が語るゆえ物語」 という言葉から、刀剣乱舞というゲームを考えた審神者の絶望を語らせてほしい 筆者はゲームを始めて1年半(刀帳は何振かの打刀極以外は埋まっている)、アニメや映画、舞台、ミュージカルなど、各種メディアミックスもひと通り履修済みの審神者だ 結論から話すと、筆者は 歴史改変の担い手となるのは、時の政府や審神者の命を受けた「刀剣男士」ではないか と恐れている 先月公開された『映画 刀剣乱舞』の内容にも大きく

        • おもしろきこともなき世をおもしろく

        • みんなちがって、みんないい

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