おもしろきこともなき世をおもしろく
座右の銘、と言うとカッコつけ過ぎかなとも思うのだが、私は高杉晋作の遺したこの言葉が好きだ。
高杉晋作をはじめとする幕末の志士達は、多くの小説や映画、ドラマの題材として取り上げられてきた。
若くして決意し、大きなものと戦った彼らの人生は、脚色はあるだろうが、ドラマチックなものだと感じる。
そんな、ドラマチックな人生を歩んだように見える、物語の主人公格だと思っていた人物が、自分の生きた世の中を「おもしろきこともなき世」と言った。
後々の人間からしたら高杉も彼が生きた世の中もドラ